チームは、本当に迷惑している。



「気づいたら『謎のたまご』があったんです。2016-17シーズンが開幕すると、ホームのウィングアリーナ刈谷に『謎のたまご』があって…。その存在には気づいていましが、大して気にすることはありませんでした。そして、翌2017-18シーズンの10月、ホーム開幕の時の決起イベントで、突如として現れたんです、彼が。本来は、チームの公式マスコットである『シーホースくん』が登場するシーンだったのに、彼が聖火を持って走ってきたんです。度肝を抜かれましたね」

 そう重い口を開いてくれたのは、シーホース三河のチーム関係者。

 関係者が、『彼』というのは、ネット上でもアリーナでも、さらには他チームの選手まで巻き込んで、勝手に大暴れしている、自称「シーホース三河公式風マスコット・タツヲ」である。

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タツヲを丸裸に。活動目的は彼女探し?

言うまでもなくタツヲは「オス」で、ウィングアリーナ刈谷に住んでいる。

「噂では、かなりのお金持ちらしいんですよね。じゃないとチケット買ったり、タキシード買ったりもできないですし。さらに、シーホース三河の選手やチアのメンバーだけでなく、他チームのスポンサーや選手とも独自の関係を築いているんです。お金も時間もあって、行動力もあるのに、彼女はいないらしい(笑)」

「決して無下にはできないんです」と、複雑な心境も明かす…

 ホームゲーム時には勝手に来て、勝手にハーフタイムでイベントをして、そして勝手に帰っていく。なんて自由なんだ…。

「タツヲは、『遠足』と称して他のアリーナにも行っているんです。大阪や千葉をはじめ他チームとの交流も積極的。なんと、Bリーグの事務所に挨拶に行き、リーグの公式アカウントでライブ配信をしたり、B.LEAGUE AWARD SHOWの会場となった恵比寿にも行って、大ファンの、おのののかさんの控室前で勝手に警備して、出てきた時に写真撮ったり…。勝手な行動に本当に迷惑しています。」

と、チーム関係者は語る。

「でも、シーホース三河ファンクラブのゴールド会員で、ハーフタイムのイベントスポンサー。そして、観戦チケットも自腹で購入しているので、無下にもできず…。驚くことにタツヲは、物販担当者を巻き込んで、オリジナルグッズも販売している。その売上が好調…。さらに、会場に足を運んでくださるファンが、タツヲのパフォーマンスを楽しみにしてくれているので…」

と複雑な心境を吐露する。

 確かに、アリーナでタツヲの姿を追いかけていると、椅子を並べたり、掃除したり、ファンと一緒に写真を撮ったりと、チームのために、とても献身的!?に活動しているようにも見える。

 チーム関係者は、あくまでも非公式なので、チームの名前を使って勝手に動かれては困ると話しながらも、その大きくなる存在感に手も足も出ない…、というのが実情のようだ。

続く。

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]