仏のラミちゃんが、カミナリを落とした。 DeNAドラフト2位の伊藤裕季也内野手(22=立正大)が7日の中日戦(ナゴヤ球…

 仏のラミちゃんが、カミナリを落とした。

 DeNAドラフト2位の伊藤裕季也内野手(22=立正大)が7日の中日戦(ナゴヤ球場)で懲罰交代を命じられた。原因は怠慢走塁だった。

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伊藤の甘いマスクが…

 

 「7番・二塁」でスタメン出場。2回2死の第1打席で一塁後方へフライを打ち上げた。風の影響もあって流された打球は一塁手、二塁手、右翼手の間のフェアゾーンに落ちた。

 伊藤は…なんと走っていない。ファウルを決め込んでいたのか、打球を見て走りだした時にはすでに遅し。ボールを拾った二塁手が、一塁ベースカバーに入った投手に転送してアウト(記録は二ゴロ)となった。最初から走っていれば余裕でセーフだった。

 ラミレス監督は直後に交代させ、ベンチ内で説教。伊藤の特徴でもある甘いマスクが、みるみるゆがんでいった。

 伊藤は長打力が武器で、春季キャンプ途中から1軍に昇格。ラミレス監督が「練習を見ていたらスラッガーにふさわしい。守備も落ち着いている」と高く評価し、1軍帯同で経験を積ませていた。普段は温厚な指揮官も今回ばかりは「受け入れがたい」と制裁を課した。

 伊藤は自身のツイッターで「全ての方に失礼なプレーをしてしまいました。これが今の自分の甘さです。交代させてくれた監督に感謝します。今日のプレーに限らず甘さを無くし、強い選手になります。本当にすみませんでした」とつづった。

 当たり前のプレーをやらない、あるいはチームの士気に関わるまずいプレーには「懲罰」が下る。見せしめにもなり、ベンチには緊張感が走る。対象が主力選手であるほど、インパクトは強烈だ。

歴代の「懲罰交代」事例集

 これまでプロ野球でも数多く行われてきた「懲罰交代」から、いくつかをピックアップした。

◆広島・梵(そよぎ)英心(08年)
 4月の巨人戦で、1度は守備に就きながら懲罰交代させられた。

 4回に凡打してベンチに退く際、コーチに手渡すべきヘルメットを、思い切り地面にたたきつけた。直後の5回、投手が打者に1球を投げた後、ブラウン監督は交代を命じ、遊撃梵をベンチに下げた。

 指揮官は「私は監督として大切なルールを設けている。そのルールに抵触する彼の行為にカッとなった」と説明。

◆中日・谷繁元信(13年)
 6月のソフトバンク戦。同点に追いついた直後の8回に1点を勝ち越され、さらに1死二、三塁で投手が暴投。捕手・谷繁がなぜかこぼれたボールを追わず、2者の生還を許した。

 高木守道監督は「あそこであんなふうになって、出しとく意味ないでしょ」と直後に懲罰交代。2000本安打を放ち、のちに名球会入りする大ベテランにも容赦しなかった。

◆巨人・大田泰示(14年)
 3月のオリックスとのオープン戦で、大田が初回の守備から姿を消した。

 「9番中堅」で先発した1回表2死満塁で内角球に手が出ず3球三振。伸び悩む大砲を、直後の守備で懲罰交代した原監督は「コメントすると余計なことを言うから」と多くを語らず、川相ヘッドコーチは「チャンスで振らないことには何も起きない」。

 大田は17年、トレードで日本ハム移籍後にブレークした。

◆巨人・小林誠司(17年)
 6月のオリックス戦で、1度も打席に立つことなく懲罰交代を命じられた。

 序盤で4点をリードされた3回、8番バッターの小林に代打・相川が送られた。8連敗中のチームは失点が多く、守備重視で打率1割台の小林を起用してきた高橋由伸監督は「ここ数試合の点の取られ方もあったり。あまり打てないので、しっかり守ってほしい」と説明。

 試合に敗れ、その後も悪い流れは変えられず球団ワースト13連敗を喫した。

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[文/構成:ココカラネクスト編集部]