テニス選手の主な収入源には大会賞金のほかに、スポンサーとの契約料がある。「エンドースメント」とも呼ばれるこの契約料を含めた過去5年の収入ランキングで、錦織圭(日本/日清食品)が2位に入った。雑…

テニス選手の主な収入源には大会賞金のほかに、スポンサーとの契約料がある。「エンドースメント」とも呼ばれるこの契約料を含めた過去5年の収入ランキングで、錦織圭(日本/日清食品)が2位に入った。雑誌GQが公表している。

錦織はほぼ1年前に右手首の怪我からツアーに復帰し、タイトルの獲得こそなかったものの、昨年末の時点で9位とトップ10に入る活躍を見せた。

その錦織のスポンサーには、ユニクロや日清食品などがついてきており、さまざまなメディアでも「稼ぐテニス選手」として登場してきた。

今回、GQは過去5年間の収入ランキングを作成。錦織は、ロジャー・フェデラー(スイス)に次ぐ2位となった。

GQは錦織の過去5年間のエンドースメント収入を1億6,500万ドルと推計。賞金1,780万ドルと合わせ、1億8,280万ドルを稼ぎ出したとされている。

一方のフェデラーは、2億3,600万ドルをエンドースメントで稼ぎ出しており、スポンサーにもウィルソン、ロレックス、メルセデスベンツなどで、そうそうたる名前が並ぶ。これに大会での獲得賞金を加えた2億7,700万ドルの収入はテニス選手の中は最高だという。

他方で、錦織に続くのはノバク・ジョコビッチ(セルビア)ら大物選手だ。3位に入ったジョコビッチは1億1,000万ドルをスポンサーから得たほか、6,760万ドルの賞金を獲得。合計で1億7,760万ドルを稼ぎ出した。

さらに、4位にはラファエル・ナダル(スペイン)がエンドースメントで1億3,500万ドル、賞金で3,060万ドルの合計1億6,560万ドルで、続く5位にはセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)がエンドースメントで9,000万ドル、賞金で3,340万ドルの合計1億2,340万ドルでランクインしている。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2018年の「Nitto ATPファイナルズ」での錦織とフェデラー

(Photo by Fred Lee/Getty Images)