昨年の「ウィンブルドン」からグランドスラム3大会連続で優勝を飾り、圧倒的な強さを誇る世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)。今週7日から開幕する今年最初のマスターズ1000大会「ATP10…

昨年の「ウィンブルドン」からグランドスラム3大会連続で優勝を飾り、圧倒的な強さを誇る世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)。今週7日から開幕する今年最初のマスターズ1000大会「ATP1000 インディアンウェルズ」(アメリカ・インディアンウェルズ/3月7~17日/ハードコート)でも、優勝なるかが注目されている。

ジョコビッチは1月の「全豪オープン」でも、決勝まで全てストレートで勝ち上がってきたラファエル・ナダル(スペイン)を相手に、6‐3、6‐2、6‐3と圧倒し、優勝を飾っていた。

そして今回の「ATP1000 インディアンウェルズ」は、これまでにロジャー・フェデラー(スイス)と並び過去最多となる5回の優勝を成し遂げてきた相性の良い大会だ。

しかし今大会では、過去対戦成績で負け越している選手と早いラウンドで対戦する可能性が出てきた。それが3回戦で対戦する可能性がある第31シードのニック・キリオス(オーストラリア)だ。

ジョコビッチはキリオスに対して過去0勝2敗と勝利したことがない。2017年の前半に2度対戦し、うち一つはこの「ATP1000 インディアンウェルズ」でストレートで敗れている。

さらにキリオスは前週に行われた「ATP500 アカプルコ」では、ナダルを含むトップ10を3人破って優勝と好調だ。2017年前半はジョコビッチが肘の故障でツアーを離脱する少し前であるが、キリオスは印象の良くない相手といえるだろう。

もし3度目の対戦が実現した場合、ジョコビッチが初勝利を飾るのか、キリオスがさらに勢いに乗るのか注目される。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 インディアンウェルズ」会場で練習するジョコビッチ

(Photo by Yong Teck Lim/Getty Images)