「ATP500 アカプルコ」(メキシコ・アカプルコ/2月25~3月2日/ハードコート)大会最終日、男子シングルス決勝で世界72位ニック・キリオス(オーストラリア)が第2シードの世界3位アレクサ…

「ATP500 アカプルコ」(メキシコ・アカプルコ/2月25~3月2日/ハードコート)大会最終日、男子シングルス決勝で世界72位ニック・キリオス(オーストラリア)が第2シードの世界3位アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦。キリオスが6-3、6-4で勝利し、約1年2ヶ月ぶり、キャリア通算5個目のタイトルを獲得した。試合時間は1時間30分。

今大会、第1シードの世界2位ラファエル・ナダル(スペイン)、第3シードの世界9位ジョン・イズナー(アメリカ)と世界ランキングトップ10選手を破る快進撃を見せていたキリオス。一方、ここまですべてストレートで勝利してきたズベレフ。勢いに乗る両者の対戦は、キリオスに軍配が上がった。

試合は第1セット、キリオスが第4ゲームで0-40と3本ブレークポイントを握った。1本はしのがれたものの、ズベレフのショットがアウトとなりブレークに成功。直後の第5ゲームではダブルフォルトをおかし、ブレークポイント握られるもしのぎ、リードを保って6-3でセットを先取した。

続く第2セット、第1ゲームでキリオスがブレークするが、直後にブレークバック。しかし第5ゲームで再びブレークすると、今度は直後のゲームをキープ。

そして迎えた第10ゲーム、キリオスのサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップ。持ち味の強力なサーブで攻めてポイントを重ねると、最後はセンターへのサーブをズベレフが返せず。キリオスが第2セットを6-4で連取した。

決勝でも勢い衰えることなく、今大会トップ10選手3人から勝利を挙げたキリオス。今後のプレーにも注目したい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP500 アカプルコ」で優勝したキリオス

(Photo by Hector Vivas/Getty Images)