〇三河 73 ‐ 70 横浜●(三河通算成績 23勝18敗)中断期間明けの今節、シーホース三河は横浜ビー・コルセアーズとの今季2度目の対戦。三河は初スタメンのルーキー・岡田侑大が18得点と躍動。エース・金丸晃輔をケガで欠く中、拓殖大学から今…

〇三河 73 ‐ 70 横浜●
(三河通算成績 23勝18敗)

中断期間明けの今節、シーホース三河は横浜ビー・コルセアーズとの今季2度目の対戦。

三河は初スタメンのルーキー・岡田侑大が18得点と躍動。エース・金丸晃輔をケガで欠く中、拓殖大学から今季途中に特別指定選手として加入した20歳が、横浜に傾きかけた流れを何度も断ち切った。

 ラスト1分、1点差を争う駆け引きが続く中でも岡田は圧倒的な存在感を発揮。70-70の同点で迎えた残り20秒、ドライブで敵陣へ切り込んだところでファウルをもらい、フリースローを決め決勝点を挙げた。

残り1分の激闘の中、自然発生で生じる歓声に身を任せた『ブルーエナジー』がウィングアリーナ刈谷を揺らした。ホームアリーナでありながら、ラスト数分はあえて音楽やDJのあおり等を入れない『自然演出の青援』で一体となったファンがアリーナの雰囲気をつくり、ラスト数秒まで緊迫したゲームを勝利に導いた。

三河は接戦で価値ある勝利をもぎ取り、3年連続のCS進出へ向けて一歩前進した。

ハーフタイムには初代シーホース三河「PR隊長(代理)のSKE48•高柳明音さんがトランポリンチャレンジを見事に成功させて後半へと弾みをつけた。

・合わせて読みたい→
三河・岡田侑大がプロ転向からの3ヶ月を振り返る Bリーグ注目の大型ルーキー(https://cocokara-next.com/athlete_celeb/yuta-okada-interview/)

■ シーホース三河 鈴木 貴美一 ヘッドコーチ 試合後コメント

 今日は久々の公式戦で、調子はどうなるのかなと心配していたのですけれども、選手がなんとか厳しい状況の中でしっかりディフェンス・リバウンドをして僅差で勝つことができて本当によかったと思います。

ハードに練習をして金丸選手が怪我してしまい、来週もどうなるかわかりませんけれども、その中で#9森川選手など周りの選手がその穴をしっかりと埋めてくれて、#5バッツ選手も気合が入っていて非常によかったと思います。

明日もタフなゲームになると思いますが、しっかり今日と同じように我慢してゲームできるように頑張りたいと思います。

今日の横浜さんは非常に良いディフェンスをして僕らもやりがいのあるゲームだったと思います。

■ シーホース三河 #5アイザック・バッツ 選手 ヒーローインタビュー

 

ー今日の勝利、おめでとうございます。
ありがとうございます!

ー久々の試合だった今日は振り返ってみていかがですか?
かなりハードな試合だったんですが、皆さんの青援のおかげで最後、戦い抜くことができました。

ー個人通算3000リバウンド達成ですが、知っていましたか?
ブースターさんが出してくれているボードを見るまでは気づかなかったです。

ーいつも自分の仕事はリバウンドを取ることだと言っていますが、この記録達成はいかがですか?
やはり自分の仕事はリバウンドを取ることなので、今日は#3ミークス選手と一緒にしっかりリバウンドを取れたことが良かったと思います。

ー通算何リバウンドまでいきたいですか?
1万リバウンドです!

ーファン・ブースターの皆さまへのメッセージを
今日は青援ありがとうございました!明日もまた来ていただいて青援をいただけたら嬉しいです。
自分たちもしっかり戦い抜いてチャンピオンシップに行けるように頑張ります。

■ シーホース三河 #30岡田 侑大 選手 ヒーローインタビュー

ー今日の勝利、おめでとうございます。
ありがとうございます!

ーどんなことを考えながら試合に臨みましたか?
#14金丸選手がいないということで、自分が積極的にリングにアタックしようと思っていました。

ー前回のヒーローインタビューの時にいずれはスターターにと言っていましたが、今日スターターになった気分はいかがですか?
最高でした!

ー中断期間中はどんなことを考えて過ごしていましたか?
休むときは休んで、しっかりやるときはやって、メリハリのある期間だったと思います。

ー日本代表の活躍を見ていかがですか?
とても刺激になるので、自分もいずれは目指したいなと思います。

ーファン・ブースターの皆さまへのメッセージを
明日も試合が続くので、しっかり準備してプレーするので応援よろしくお願いします。

■ 横浜ビー・コルセアーズ トーマス・ウィスマン ヘッドコーチ 試合後コメント

 今日の試合は好ゲームだったと思います。自分たちがやりたいバスケットボールができなくて、どちらかというと三河さんのやりたいハーフコートバスケをやっているような感じで、自分たちが当初話していたトランジションで走ってペースを上げていこうというバスケットボールができませんでした。

後半戦は少し明日もやるべきことというのが徐々にできてきたと思うので、いいバスケができていたと思います。
最終的にはシュート確率で劣っていたと思っていて、3Pシュートの確率での違いもありますし、最後の最後でプレーでどっちがシュートを決めるか、というふうになったときに三河さんが決めて、自分たちのシュートが入らなかった、というゲームだったと思います。
今日の負けというのは自分たちにとって、勝てる可能性のある試合だったのですごく残念ですし、この負けを反省して明日に生かしたいと思います。

1Q 三河18–15 横浜

初先発の岡田がエナジー全開の9得点

スターティング5は、#3ミークス、#5バッツ、#12西川、#30岡田、#46生原。#30 岡田は初のスターター。

立ち上がりは横浜のゾーンディフェンスに苦戦し0-8とリードを許す。すかさずタイムアウトで修正を図ると、#3ミークスがミドルシュート、#30岡田が強気のドライブで切り込んでレイアップで得点。さらに#5バッツのリバウンドを#12西川の3Pシュートで1点差に迫る。
横浜は#34コストナー、#33スティーブンソンのパワーアタックで対抗するも、#30 岡田のコーナー3Pシュート、ワンマン速攻で14-12と逆転。エース・金丸不在の中、#30岡田が9点、#3ミークスが6得点でオフェンスを牽引し、3点のリードで1Qを終える。

2Q 三河37–34 横浜 (三河19–19 横浜)

加藤、松井の3Pシュートで勢いを呼び込む

スタートは、#3ミークス、#4狩俣、#12西川、#30 岡田、#32桜木。

横浜#21田渡の3Pシュートで逆転されるも、すぐさま#30岡田が3Pシュートを決め返し、#3ミークスの連続得点で抜け出せば、横浜も#0細谷の3Pシュートなどで取り返すシーソーゲームが続く。
27-27の同点で迎えたオフィシャルタイムアウト明けは横浜に流れが傾くが、残り2分半に#24加藤がカットインからタフショットをねじ込んで同点に。素早い連携から#24加藤のアシストで#16松井がコーナー3Pシュートを射抜くと、今度は#16松井のパスを受けた#24加藤が3Pシュートを沈めて、3点のリードで試合を折り返した。 前半だけで5リバウンドをマークした#5バッツは個人通算3000リバウンドを達成した。

3Q 三河55–53 横浜 (三河18–19 横浜)

バッツ ゴール下で強さを発揮。2点リードで4Qへ

スタートは、#3ミークス、#5バッツ、#12西川、#30 岡田、#46生原。

両者譲らない膠着状態が続く中、#46生原が横浜のファストブレイクを止めるなどディフェンスで我慢すると、残り3分半に#30岡田が3Pシュート、#5バッツがパワーアタックから連続得点を挙げて引き離す。残り1分に横浜#7橋本の3Pシュートで再び追いつかれるが、終了間際に#9森川のミドルシュートをねじ込み、55-53で最終Qを迎えた。

4Q 三河73–70 横浜 (三河18–17 横浜)

岡田のフリースローで勝ち越し、3点差で接戦を勝ち切る

スタートは、#4狩俣、#5バッツ、#9森川、#16松井、#32桜木。

#9森川が鋭いドライブで切り込んで勢いづけると、#4狩俣もスティールからファストブレイクを決めて流れを呼び込む。
残り3分に#5バッツの得点で8点のリードを築くが、そこから横浜の猛攻にあい、同54秒に#33スティーブンソンの得点で1点差に肉薄される。さらに#34コストナーにボーナススローを与えるが、アリーナ一丸でプレッシャーを与えて1本目を落とさせ、リードを許さない。
すると、同点で迎えた残り21秒、#30岡田が果敢にリングアタックしてフリースローを獲得。1本目を沈めて71-70と前に出る。2本目はリングに嫌われるも、狩俣がオフェンスリバウンドを奪取。同7秒にも#30岡田がフリースローを2本とも沈めて、73-70で横浜を振り切った。