「ATP500 ドバイ」(アラブ首長国連邦・ドバイ/2月25日~3月2日/ハードコート)の大会5日目、男子シングルス準決勝で第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)がガエル・モンフィス(フランス)と対戦。4-6、7-6(4)、7-6(…

「ATP500 ドバイ」(アラブ首長国連邦・ドバイ/2月25日~3月2日/ハードコート)の大会5日目、男子シングルス準決勝で第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)がガエル・モンフィス(フランス)と対戦。4-6、7-6(4)、7-6(4)でチチパスが勝利し、決勝進出を果たした。試合時間は2時間59分。

両者は過去に2回対戦しており、1勝1敗のイーブン。直近の対戦は今年の「ATP250 ソフィア」で、そのときはモンフィスが勝利していた。

第1セット、先にチチパスが第2ゲームでブレークに成功した。しかし第5ゲームでブレークバックされると、第7ゲームでもブレークを喫し、4-6で第1セットを落とした。

続く第2セットで先にブレークしたのはモンフィス。第3ゲームでブレークを喫したチチパスだが、第6ゲームでブレークバックに成功すると、タイブレークに突入した。お互いにミニブレークを取り合う場面もあったが、最後はチチパスが3連続でポイントを取り、7-6(4)で第2セットを奪った。

第3ゲームでチチパスがネットに出た際、モンフィスのパッシングショットを返そうと飛びつき、転倒する場面があった。膝や脇腹に痛みがあったようだが、トレーナーを呼んで痛み止めのようなものを服用して試合を続けていた。

そして第3セットでは、第1、第5ゲームでチチパスがブレークポイントを握るもしのがれてしまう。また、第8ゲームでモンフィスにブレークポイントを握られたが、今度はチチパスがしのぎ、両者ともにブレークすることなくタイブレークにもつれ込んだ。ここでは序盤でミニブレークに成功したチチパスがそのリードを守り、7-6(4)で第3セットを連取して逆転勝利を決めた。

チチパスはこの勝利により、週明けに発表される世界ランキングで初のトップ10入りが確定。

決勝では第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)と対戦する。フェデラーはボルナ・チョリッチ(クロアチア)を破っての勝ち上がり。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP500 ドバイ」でのチチパス

(Photo by Francois Nel/Getty Images)