日本陸連は2月28日、3月30日にデンマークのオーフスで開催される世界クロスカントリー選手権(世界クロカン)に派遣する日本代表選手を発表し、早大から中谷雄飛(スポ1=長野・佐久長聖)がシニア男子10キロの代表選手として選出された。中谷は2月23日に行われた代表選考競技会の日本選手権クロスカントリー(日本選手権クロカン)シニア男子10キロの部で4位に入賞。上位6位の選考基準を満たし、世界クロカンの切符を手にした。


世界クロカン日本代表に選ばれた中谷。田村友佑(黒崎播磨、左)や小松陽平(東海大、右)らと共に世界の強豪相手に挑む

 世界クロカンの代表選手を目指して日本選手権クロカンに出場した中谷は、4位という結果に、「ほっとしているところが大きい」と話した。2018シーズンは前半こそ苦い結果の続く大会が多かったが、秋になると復調。5000メートルで自己ベスト(13分45秒49)をマークしたほか、学生三大駅伝でも区間上位の好走を見せていた。今年に入ってからは東京箱根間往復大学駅伝で1区4位、全国都道府県対抗男子駅伝では長野県代表としてアンカーを務め、区間3位と好調を維持。その後脚に痛みが出て練習を中断させる期間もあったが、この日本選手権クロカンでシニアの選手と互角以上に渡り合い4位に食い込んだ。好結果を立て続けに叩き出し、充実したルーキーイヤーとなっただろう。

 昨年の7月にフィンランド・タンペレで開催されたU20世界選手権では5000メートルに出場したが、14分39秒78の17位。シーズンの最も大きい試合として位置付けていただけに、悔しさの残る結果となってしまった。世界クロカンはU20世界選手権以来の国際大会となる。遠きデンマークの地でどのような成長した姿を見せるだろうか。『早稲田から世界へ』。早大から飛躍を遂げる中谷に要注目だ。

(記事、写真 岡部稜)