ベビーバスケ、ハンドソープボール、ブラックホール卓球…。これらはすべて実在しているスポーツの名前なんです。東京都に拠点を構える「世界ゆるスポーツ協会」では、既存のスポーツや遊びを応用して、様々な“ゆるスポーツ”を展開しています。

動画引用元:世界ゆるスポーツ協会

ゆるスポーツは、年齢や性別、運動神経を問わず誰でも気軽に楽しめるスポーツです。娯楽としてはもちろん、高齢者のヘルスケアや企業のチームワーク研修など、様々な用途で活用されています。

例えば先に挙げたベビーバスケは、激しく扱うと大声で泣き出してしまう特殊なボールを扱っています。ボールを叩いたり、勢いよく投げたり、ドリブルしたりすることができないので、プレーに激しさが伴いません。

このようなハードルの低い競技が、なんと34競技もあります(2019年2月現在)。協会のアンバサダーには、東俊介氏(元ハンドボール日本代表キャプテン)や山本隆弘氏(元バレーボール日本代表)、乙武洋匡氏(作家・東京都教育委員)など、錚々たる顔ぶれが揃っています。

高齢化が進む日本において、ゆるスポーツは「スポーツ弱者」をなくすことに尽力しています。近年は気軽に楽しめるマイナースポーツも数多くありますが、それ以上に“ゆるい”スポーツたちがどのように社会を変えていくのでしょうか。