今回はわらびについて書いていきます。【関連記事】「納豆」の驚くべき効果効能わらびの栄養・効果・ビタミンB2わらびには、ビタミンB2が含まれています。ビタミンB2は体内で炭水化物、脂質、タンパク質の三大栄養素の代謝を促進する効果があります。…
今回はわらびについて書いていきます。
わらびの栄養・効果
・ビタミンB2
わらびには、ビタミンB2が含まれています。
ビタミンB2は体内で炭水化物、脂質、タンパク質の三大栄養素の代謝を促進する効果があります。栄養がエネルギーに変わるときに、補酵素として活躍します。
特に脂質の分解に特化しているので、ダイエット効果を期待する人におすすめです。過酸化脂質を除去する効果もあるので、動脈硬化などの生活習慣病の予防や改善といった効能があることも、見逃せません。
また、発育のビタミンとも呼ばれ、子供の成長気にも欠かせない栄養です。
わらびはB2以外にも、貧血対策に役立つ葉酸や、二日酔い予防に働くナイアシンといったビタミンB群も含んでいます。これらは水溶性ビタミンのためアク抜きをすると流れ出てしまいますが、茹でても多少はわらびに残ります。
・食物繊維
わらびの食物繊維にも注目です。中でも不溶性食物繊維が多く含まれています。
食物繊維は体内で糖の吸収を抑える効果があり、その働きは血糖値の急激な上昇を防いでくれるので、糖尿病の予防につながります。
また、水分を含むことで便のかさを増やし、腸の蠕動運動を促すので便秘解消の効果にも期待ができます。
わらびを食べる場合は、水溶性食物繊維を含む海藻などの食品も合わせて摂ると効果があります。わらび(茹で)の不溶性食物繊維は水溶性よりも5倍もの量にもなります。
お腹が張ることもあるので、水分を保持してくれる水溶性食物繊維もしっかりと摂りましょう!
・ビタミンE
ビタミンEもわらびには含まれています。
ビタミンEは抗酸化作用が強いことが大きな特徴で、老化を防止する効果が期待できる栄養です。そのため若返りのビタミンとも呼ばれています。
また、末梢血管を開いて全身の血行促進効果があるため、肩こりや腰痛の緩和にも期待できます。そして血行を良くすることで女性には特にうれしい効果のひとつ、肌の血色を良くする作用もあります。
さらに、血液中のLDLコレステロールを減らす効能もあるので、脳梗塞や心筋梗塞のリスクも低くなります。
・β-カロテン
わらびを食べると、別名プロビタミンAとも呼ばれるβ-カロテンも摂ることもできます。
わらびに含まれるβ-カロテンは、体内の活性酸素を強力に抑える働きがあるので、アンチエイジング効果が期待できる栄養です。そして、免疫力を高める働きも同時に実感できます。
また、一部が体内でビタミンAに変換されるので、視力アップや夜盲症、ドライアイなどを改善する効果や効能も持ち合わせています。
B-カロテンは皮膚や粘膜を正常に保つ効果があります。それに加えビタミンB群やE、食物繊維の働きで、より肌や粘膜の健康を保つことが期待できます!
[文:meilong スタッフ]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
meilong 院長・石川美絵(いしかわ・みえ)
大学では栄養学を学びテレビ局、IT企業、広告代理店などに勤務し、20代後半時の大きな人生の挫折から東洋医学の世界に出会う。鍼灸と漢方の奥深さに魅かれ鍼灸学校に入学し国家資格鍼灸師免許を取得。学生時代は40院の経営兼柔道整復師・鍼灸あん摩指圧マッサージ師でもある先生のアシスタントをし、国家資格取得後、北京中医薬大学卒でもある鍼灸30年の先生から技術を取得する。さらに美容鍼灸のパイオニアに師事し、世界で活躍する日本鍼灸の技術に刺激され研究を重ねる。さらに200件以上の治療院・クリニック・スパ・エステなどを周る。ホテル椿山荘の鍼灸治療施設「KENBITOKYO」、「東方健美」へ勤務した後、2014年、四谷に紹介制治療院Meilongを開業。
世に鍼灸を広めたく2015年meilong恵比寿院をオープンし、続けて2017年meilong恵比寿mana院をオープン。2019年meilong銀座院もオープン。
千葉大学医学部附属病院の和漢診療科での研修、漢方医、各専門分野の医師との連携もし日々、情報交換、学会への参加も努めている。また自分自身が不妊治療をし鍼灸と漢方も併用し子を授かったが途中、死産分娩を経験している事、さらに不育症からの妊娠を維持する為の体験、知識もあり不妊治療にも寄り添いたいという想いも強い。世の頑張っている女性の一番の味方でありたいと思っている。