「ATP250 マルセイユ」(フランス・マルセイユ/2月18~24日/室内ハードコート)の大会最終日、男子シングルス決勝で第1シードの世界12位ステファノス・チチパス(ギリシャ)が世界50位ミ…

「ATP250 マルセイユ」(フランス・マルセイユ/2月18~24日/室内ハードコート)の大会最終日、男子シングルス決勝で第1シードの世界12位ステファノス・チチパス(ギリシャ)が世界50位ミカエル・ククシュキン(カザフスタン)と対戦。7-5、7-6(5)でチチパスが勝利し、自身2つ目となるタイトルを獲得した。試合時間は1時間58分。

両者は、ツアー本戦では2018年の「ATP500 ドバイ」で1度対戦しており、その時はチチパスが勝利していた。そのときはフルセットにもつれていたが、今回はストレートで勝利をもぎ取り、昨年の「ATP250 ストックホルム」から約4ヶ月ぶりのタイトル獲得となった。

第1セットは序盤からサービスキープの展開が続いた。第4ゲームでチチパスがブレークポイントを握ったが、粘るククシュキンにしのがれ、チャンスを活かせない。そして第12ゲームでデュースの末に再びブレークチャンスをつかんだチチパスがラリーを制してククシュキンのサービスゲームを破り、7-5で第1セットを先取した。

続く第2セットでは、第5ゲームでククシュキンにブレークを喫し、追う展開となった。チチパスは第10ゲームでブレークバックに成功し、このセットはタイブレークへともつれ込んだ。タイブレークでも互角の展開が続いたが、ポイント5-5としたところでチチパスが長いラリーを制してミニブレークすると続けてポイントを取り、7-6(5)で第2セットを連取して勝利を決めた。

チチパスはこの試合で14本のサービスエースを決め、さらにファーストサーブで得たポイントの確率も84%と高く、粘るククシュキンを退けての勝利となった。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」でのチチパス

(Photo by Fred Lee/Getty Images)