昨年11月に世界1位に返り咲いたノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、慈善事業でも積極的な活動を続けている。今回、自身の「ノバク・ジョコビッチ財団」を通じて幼稚園を開設した。ジョコビッチは昨年来の勢いを今年の「全豪オープン」でも継続し、錦織圭…

昨年11月に世界1位に返り咲いたノバク・ジョコビッチ(セルビア)が、慈善事業でも積極的な活動を続けている。今回、自身の「ノバク・ジョコビッチ財団」を通じて幼稚園を開設した。

ジョコビッチは昨年来の勢いを今年の「全豪オープン」でも継続し、錦織圭(日本/日清食品)を準々決勝で、決勝戦ではラファエル・ナダル(スペイン)を圧倒的な強さで破って優勝。

ジョコビッチはさらに自ら財団を設立してチャリティで社会貢献を推進しており、教師の支援などもプロジェクトのリストに並んでいる。一方で、今回は幼稚園を新たに立ち上げたことを、Tennis Worldが伝えた。

同サイトによれば、ジョコビッチは31万4,000ドル(約3,470万円)を投じたという。開設にこぎつけた幼稚園は150人の子供達を迎える予定だという。

開設に際しジョコビッチは「エレナと私も今では親となったことで、今まで以上に幼い子供達の面倒を見たいという気持ちが強くなりました」と語っている。

またジョコビッチは「子供が子供らしくいられること、それは最も美しいことです。こうした年齢の時に、最も勇敢になれるし、最も世の中に対してオープンになれる。また、率先して未知の世界を探索し、人々や物事を発見していきます。ですから、 子供時代は私たちの人生の最も大切な部分であり、私たちの人格が形成されるのもこの時代なのです」と話し、児童支援の重要性を強調した。

現在では、長年のライバルのロジャー・フェデラー(スイス)やナダルも財団を設立しており、それぞれチャリティ活動も推進している。ビッグプレーヤー達の社会貢献からも目を離せそうにない。

(テニスデイリー編集部)

※写真はローレウス世界スポーツ賞授賞式でのジョコビッチ

(Photo by Matthew Lewis/Getty Images for Laureus)