「リーグのベストプレーヤーの一人だと思っている」

3ポイントシュート成功数でNBA歴代1位(2973)の記録を保持しているレイ・アレンは、ウォリアーズのクレイ・トンプソンに親近感を抱いている。

『Scoop B Radio Podcast』ホストのブランドン・ロビンソンの取材に応じたアレンは「彼には感心している。このリーグのベストプレーヤーの一人だと思っている。彼と自分のプレーは似ている」と、トンプソンについてコメントした。

トンプソンはアイソレーションから得点を決めるタイプではなく、オフ・ザ・ボールの動きからスペースを見つけ、キャッチ・アンド・シュートに優れたシューターだ。現役時代のアレンも、同様のプレーでチームになくてはならない存在として活躍した。ウォリアーズは、トンプソンを軸にオフェンスを展開しているチームではないものの、彼は簡単に20得点を決められる選手で、今シーズンも平均21.8得点を記録している。

淡々とシュートを決め続けているようでも、シューターならではの苦しみもある。トンプソンは、今シーズン序盤にスランプに陥り、シュートタッチを取り戻せない日が続いた。昨年12月には3ポイントシュート成功率が33.7%にまで落ち込んだが、年明けから調子を上げ、1月は47.5%、2月はここまで51%という数字を残している。この苦しみを現役時代に味わったアレンは「良い日もあれば、そうではない日もある。ただ、彼がこれまでやってきたことを見たら、素晴らしい選手なのが分かる」とも語った。

アレンは今後も、ピュアシューターの系譜を受け継いでいるトンプソンに、エールを送り続けるに違いない。