女子世界ランキング1位として臨んだ最初の大会「ドバイ・デューティフリー・テニス選手権」で初戦敗退となった大坂なおみ(日本/日清食品)。そんな大坂に、ペトラ・クビトバ(チェコ)ら女子トップ選手がエールを送った。WTA(女子テニス協会)公式サイ…

女子世界ランキング1位として臨んだ最初の大会「ドバイ・デューティフリー・テニス選手権」で初戦敗退となった大坂なおみ(日本/日清食品)。そんな大坂に、ペトラ・クビトバ(チェコ)ら女子トップ選手がエールを送った。

WTA(女子テニス協会)公式サイトによると、クビトバは「おそらく彼女は、当時私がそうだったようにちょっとシャイなのでしょう」「確かに当時、私にとっても本当に難しいことでした。なおみにとても共感できます」と自身の経験を踏まえて語った。

1月の「全豪オープン」決勝で大坂と対戦し、準優勝したクビトバ。2011年、21歳の時に自己最高の世界ランキング2位を記録している。

クビトバは続けて「彼女にはただ時間が必要なのです。アドバイスするようなことはないと思います。彼女がこの状況を過ごして、そこから経験を積むことが必要だと思います。彼女ならきっと大丈夫です」とエールを送った。

「全豪オープン」準決勝や、2018年「東レ パン・パシフィック・オープン」決勝で大坂と対戦したカロリーナ・プリスコバ(チェコ)は「彼女はとても良いプレーをしてグランドスラムを2度制覇し、世界一になりました。彼女は最高のプレーヤーなので、今では彼女が全ての試合に勝つことを、誰もが期待しています」と大坂を称賛。

そして「彼女はプレッシャーにうまく対処していたと思いましたが、ここアジアにいることや、彼女にとって(世界1位になった後)初めてのトーナメントだったことが影響したのかもしれません。彼女には2、3試合必要なのかもしれません」と見解を述べた。

そんなプリスコバは2017年に世界ランキング1位の座につき、その後はトップ10を維持している。

大坂の状況に共感のコメントを寄せる女子トップ選手たち。お互いを尊敬し、切磋琢磨する彼女たちのプレーにこれからも期待したい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」での大坂なおみ(左)とクビトバ(右)

(Photo by Mark Kolbe/Getty Images)