マーリンズのイチロー外野手が21日(日本時間22日)、敵地でのフィリーズ戦に「1番・ライト」で4試合ぶりに先発出場し、今季18度目のマルチ安打を記録した。■今季18度目マルチで金字塔まで残り「4」、ツイッターで明かされた大記録の存在 マーリ…

マーリンズのイチロー外野手が21日(日本時間22日)、敵地でのフィリーズ戦に「1番・ライト」で4試合ぶりに先発出場し、今季18度目のマルチ安打を記録した。

■今季18度目マルチで金字塔まで残り「4」、ツイッターで明かされた大記録の存在

 マーリンズのイチロー外野手が21日(日本時間22日)、敵地でのフィリーズ戦に「1番・ライト」で4試合ぶりに先発出場し、今季18度目のマルチ安打を記録した。第2打席の遊撃内野安打に続き、第5打席では右前打。メジャー通算は2996安打となった。3000安打まで残り「4」と迫る中、球団公式サイトや地元メディアは「ファイナルカウントダウンだ」と大盛り上がり。その中で、42歳以上の野手ではメジャー史上最高打率を維持するという隠れた大記録も紹介された。試合は9?3でマーリンズが勝利を飾っている。

 主砲スタントンに休養が与えられたこの日、我らが背番号51が先発出場した。そして、第2打席で快速を生かした遊撃内野安打を決めると、マーリンズの公式ツイッターは「ファイナルカウントダウンだ! イチローは3000本までわずか5本に」と速報。「#Ichiro3000」のハッシュタグも登場させて、大いに盛り上げた。

 地元紙「パームビーチ・ポスト」のジョー・カポッツィ記者も「イチローが内野安打で2995安打に。3000本まで残り5本」とツイートしたほか、MLB公式ツイッターも動画をアップし、残り5本に迫ったイチローの快足ぶりを紹介した。

■打率.343に上昇「42歳にしては悪くない」と地元記者も称賛

 第5打席に生まれた2安打目は、一二塁間を破るライト前ヒット。敵地で大きな歓声が沸き上がる中、再び球団公式ツイッターが「あと4本!」と速報を流した。敵地メディア「フィリー・ボイス」の番記者ライアン・ローレンス氏も「イチローがまたヒット。3000本までは残り4本。おそらく今日は達成できないだろうけれど」とツイッターでレポートしている。

 イチローは5打数2安打1得点の活躍で、今季打率は.343に上昇した。地元紙「マイアミ・ヘラルド」のクラーク・スペンサー記者は「イチローは今季打率.343。42歳としては悪くない。これまで42歳以上の選手(200打席以上)が残した最高打率は.328(トニー・ペレス)」とツイートし、レジェンドの隠れた大記録を紹介した。

 レッズでプレーしたペレス元外野手は、43歳だった1985年に207打席60安打で打率.328を記録し、これまで42歳以上の野手として最高打率だった。イチローがこの調子で安打を重ねれば、また1つ新たな記録が誕生することになりそうだ。

 22日(同23日)メッツ戦から本拠地10連戦となるマーリンズ。金字塔にひた走るイチローに、さらなる注目が集まりそうだ。