一年を通して行われている全日本学生RCSも、今回を含め残すところあと2戦となった。埼玉ステージレースの最終戦である今回は強い北風が吹く中、それを遮るものがないコースでのレースとなった。早大からはクラス1に小野寛斗(スポ2=神奈川・横浜)、クラス3Aに萩本拓也(法3=熊本)が出走し、小野はDNF、萩本は3位という結果でレースを終えた。

 初めに行われたクラス3Aのレースには萩本が出場。開始早々、一人が集団から抜け出すと、そこから遅れて2位集団が形成される。萩本はこの集団の真ん中に位置取り、しばらく様子をうかがった。4周目に入ると集団から仕掛ける人が現れ、2位集団はばらけてしぼられたが、萩本はそこに食らい付いていく。2位集団は6人のままレースが進み、2位争いはラストのスプリントへともつれ込んだ。最後まで粘りを見せたものの日大の遠藤に惜しくも競り負けた萩本は、3位でのゴールとなった。


3着でゴールし、うつむく萩本

 曇り空に日差しは出てきたものの、吹き止まない北風の中始まったクラス1のレース。序盤からやや高速なペースでレースは動き、集団の入れ替わりの激しい展開となった。小野は先頭集団の上位に付けていたが、2周目の終わりに落車があった影響で一気に集団がばらける。小野はそこからペースを大きく落とし、先頭から大きく離されたため、4周終了時点でDNFに終わった。「思った以上に心臓と脚が付いてこなかった」(小野)。厳しい風の中、一人でペースを戻すことはかなわなかった。


終盤は一人旅となった小野

 萩本は目標としているクラス2への昇格にはあと一歩及ばなかった。しかし、悲運にも落車に巻き込まれることが多かったこれまでとは違い、昇格が狙える力が十分にあることを証明したレースとなった。次戦は明治神宮外苑での最終戦である。すでにRCSでの年間総合リーダーを決めており、チームブリヂストンサイクリングで活動する孫崎大樹前主将(スポ4=京都・北桑田)も出場する予定だ。さらに今年度の早大は学校対抗も期待される。「先輩2人と協力して学校対抗1位を取れるように頑張りたい」(小野)との言葉通り、孫崎前主将が早大として出場する最後の舞台で有終の美を飾れるか。

(記事 加藤千咲、写真 菅沼恒輝)

結果

▽クラス1

小野 DNF

▽クラス3A

萩本 3位

コメント

小野寛斗(スポ2=神奈川・横浜)

――きょうの調子はいかがでしたか

合宿明けで感覚は悪くなかったんですけど、思った以上に心臓と脚が付いてこなくて横風もあって休めない展開だったので、結局脚も心臓も戻らずそのままだらだら下がる一方になってしまったという感じですね。

――どのようなレースプランで臨まれましたか

前半はみんなの様子を見ながら、後半にかけて強度を上げて最後スプリントで行こうかなと思ってたんですけど、そこまで力がなかったという感じです。

――2周目あたりまでは上位に付けていました

そうですね、そこら辺は心臓がまだ痛くなくて。まだ1、2周だったのでこのあと緩むかなと思ったんですけど、あまり緩まず、落車もあってあそこで途切れたという感じですかね。

――きょうはDNFという結果になりましたが、どのように感じていますか

こういうときもあるだろうということで、次は最終戦の神宮もあるので昨年もいい結果を残せてるので、そこでしっかり調子を合わせていければなと思います。

――最後に、最終戦での目標を教えてください

個人もそうですけど、今年は学校対抗も狙える位置なので、先輩方2人と協力して学校対抗1位取れるように頑張りたいと思います。

萩本拓也(法3=熊本)

――きょうの結果について

昇格を狙っていたので2位以上を取れず悔しいです。

――レースプランはどのようなものでしたか

非常に風が強かったので無駄に脚を使わないため、なるべく自分から仕掛けないように、なるべく風下にいるように位置取りを意識していました。

――プランは実際に実行できましたか

7割くらいは実行できたと思います。

――スプリントを振り返って

2位の選手の方が明らかに体つきがよくスプリントが強そうな感じでしたので、2位争いをすることを考えると、その人に勝つのは難しいと思っていました。

――最終戦に向けて

次こそは昇格したいと思います。