写真:岡山リベッツ/提供:Tリーグ

<Tプレミアリーグ2018/19シーズン 2月16日(土)岡山武道館>

2月16日、ノジマTリーグで2位の岡山リベッツ(以下、岡山)が首位の木下マイスター東京(KM東京)にマッチカウント4-0の初完封勝利を収めた。岡山は勝点を35に伸ばし、首位との勝点差を5に縮めた。KM東京は勝利すればプレーオフファイナル進出決定となる大事な試合だったが、大黒柱の水谷隼の不在なども響き、シーズン初のストレート負け。

岡山は1番ダブルス上田・森薗ペアの最終ゲームから、4番シングルス吉村の最終ゲームまで、10ゲーム連続で奪取する完璧な試合内容で岡山武道館に集まった1500人を超える地元ファンを魅了した。4月の世界選手権(個人戦)の代表に内定している吉村和弘(岡山リベッツ)は、Tリーグシングルス5連勝と好調ぶりをアピールした。

岡山リベッツ VS 木下マイスター東京 各マッチの解説

1番:上田仁/森薗政崇 2-1 張本智和/田添健汰

第1マッチのダブルスに出場したのは岡山からは7連勝中の上田/森薗ペア、水谷隼が不在のKM東京からは張本/田添ペアが出場。張本がTリーグでは初めてダブルスに出場した。

抜群の安定感を誇る岡山ペアがその力を見せつける形で第1ゲームを先取。続く第2ゲームはどちらが取ってもおかしくない展開に。マッチポイントを握ったのは岡山ペアだったが、意地で1点を返され10-9に。確実にラスト1点を取り、試合を終わらせたい岡山はここでタイムアウト。しかし、逆に相手に作戦を考える時間を与えてしまい、張本/田添ペアに3点連取され勝負は最終ゲームへもつれこんだ。
6-6から始まった最終ゲーム、得意のチキータで先手を取った上田/森薗ペアが4点連取し、その勢いのまま勝利を勝ち取った。

2番:イサンス 3-0 侯英超

ダブルスを取った勢いのまま、この試合も勝ちたい岡山はイサンスを起用。対するKM東京はTリーグデビュー以来まだ1度しか負けていない侯英超を起用。このカードは前回の2月3日のVM(ビクトリーマッチ)でも対戦しており、その際は1-0で侯が勝利した。

リベンジを果たしたいイは序盤から点数を重ね、そのまま逃げ切る形で第1,2ゲームを連取。ドライブのコースをカットマン・侯のミドルへと徹底する作戦が効果覿面であった。第3ゲームは8-8まで拮抗した展開が続いたが最後は3点連取でイが見事にリベンジを果たした。これで岡山の勝利に王手がかかった。

3番:林昀儒 3-0 張本智和

勝負を決めたい岡山はTリーグデビュー以来未だ白星の無い台湾の林を起用。対して、ファイナル出場を決めるためにも負けられないKM東京は前期MVPの張本を起用。林昀儒は「台湾の張本」とも称されるため、張本智和本人との対決に会場中の視線が集まった。

第1ゲームは林が1-3から5本連続ポイントを決めるなどし逆転で先取。続く第2ゲームも岡山に傾いた流れに乗り、4-6の場面から7本連続で得点し、林が見事に連取。

最終ゲームもその勢いは止まらない。林が6-3とリードを広げる中、意地を見せた張本がデュースに持ち込むも、最後は12-10で林が勝利を決め、嬉しいTリーグ初勝利は同時にチームの勝利も確定させた。

4番:吉村和弘 3-0 大島祐哉

この試合も勝利し首位との差を少しでも縮めたい岡山は、2月10日の彩たま戦で2勝し、好調を維持する吉村和弘、一矢報いたいKM東京は大島祐哉を起用。両者は12月8日にも対戦しており、その時は吉村が0-3で敗れているためその雪辱を晴らしたいところ。

第3マッチまでで岡山の勝利が確定したため、ホームである岡山武道館は歓喜のムードに包まれる。そんな中始まった第4マッチは4-4までは互いに引けをとらないシーソーゲームに。そこから吉村が4連続得点で差を広げ、大事な第1ゲームを先取。第2ゲームも岡山ペースに。吉村が3-4の場面から安定した両ハンドドライブを見せ、6連続得点。最後はタイムアウトを取る落ち着いた判断でこのゲームも取り、完封勝利に王手をかけた。最終ゲームでは吉村が9-4とリードを広げるも、大島も粘りをみせ9-9に。しかし最後はフォア前に浮いた大島のストップレシーブを吉村が強烈なフォアフリックで勝負を決める。両手を大きく上に挙げ、拳を外側に向ける通称「和弘ポーズ」で会場と喜びを分かち合った。

スコア詳細:岡山リベッツ 4-0 木下マイスター東京

〇上田仁/森薗政崇 2-1 張本智和/田添健汰
11-5/10-12/11-7

〇イサンス 3-0 侯英超
11-8/11-8/11-8

〇林昀儒 3-0 張本智和
11-7/11-6/12-10

〇吉村和弘 3-0 大島祐哉
11-7/11-8/11-9

文:ラリーズ編集部