競泳女子の池江璃花子選手(18)が白血病を公表した。20年東京五輪メダル有力候補の告白は、スポーツ界を飛び越えて国民的な関心事になっている。

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乗り越えられない試練は与えない

 

 池江はツイッターで「私は、神様は乗り越えられない試練は与えない、自分に乗り越えられない壁はないと思っています。もちろん、私にとって競泳人生は大切なものです。ですがいまは、完治を目指し、焦らず、周りの方々に支えて頂きながら戦っていきたいと思います」とつづった。

 白血病は血液の「がん」で、白血球またはリンパ球になる細胞が異常に増える病気。がん化する細胞の種類によって「骨髄性」「リンパ性」に分かれ、がん細胞増殖の速さによって「急性型」「慢性型」があり、小児も大人も急性が多い。

 タイプや進行具合によって治療法は異なるが、抗がん剤などによる治療には副作用が伴い、厳しい闘病生活になる。治療期間は一般的に半年から2年かかるといわれる。

 初期段階は風邪の症状によく似ており、発熱や体のだるさ、動機、息切れ、頭痛、めまいなど疲労感が強くなる。病状が進むと、出血傾向、あざができやすくなり、リンパ節や臓器の腫れ、関節痛、感染症にかかりやすくなる。

 国立がん研究センターなどによると、日本では、白血病の患者は年間約1万人ほど(10万人当たりで9.6人。男性11.8人、女性7.5人)で、年間約8000人が死亡している(12年推計)。20代未満の若い世代では、数あるがんの中でも発生頻度がもっとも高い。発生原因は不明で、他人事の病気ではない。

過去に白血病と闘った著名人たち

 白血病といえば、女優として絶頂期だった85年に他界した夏目雅子さん(享年27)は当時、衝撃的なニュースとして報じられた。かつては「不治の病」ともいわれたが、研究開発が進み、治る可能性の高い病気になりつつある。89年、急性骨髄性白血病で倒れた俳優の渡辺謙は、翌年に復帰し、その後の再発も克服してハリウッドスターとなった。

 スポーツ界でも病魔と闘い、復帰した選手は多い。16年に急性リンパ性白血病が判明したサッカーJ2新潟のDF早川史哉(25歳)は、骨髄移植手術を受け、2年以上の闘病を経て現在はチームに復帰してプレーしている。

 池江がどの白血病タイプかは明らかになっていないが、来年の東京五輪出場は厳しい状況といわざるをえない。まずは治療に専念し、命をつなぎ、元気な姿で復帰してくれることを祈るばかりだ。

 白血病を患った主な著名人は以下の通り。
(カッコ内の年齢は病気の判明時または公表時。敬称略)

◆85年 夏目雅子さん(27歳=女優)→27歳で死去

◆89年 渡辺謙(29歳=俳優)→再発を経て復帰

◆00年 吉井怜(18歳=女優)→復帰

◆00年 アンディ・フグ(35歳=格闘家)→35歳で死去

◆01年 岩下修一(28歳=プロ野球・オリックス選手)→復帰

◆04年 中島忠幸(33歳=お笑いコンビ・カンニング)→35歳で死去

◆04年 市川團十郎(57歳=歌舞伎俳優)→66歳で死去

◆05年 本田美奈子(37歳=歌手)→38歳で死去

◆09年 大豊泰昭(45歳=元プロ野球・中日選手)→51歳で死去

◆09年 浅野史郎(61歳=元宮城県知事)→復帰

◆11年 大塚範一(63歳=キャスター)→闘病中

◆16年 早川史哉(22歳=プロサッカー選手)→復帰

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]