「ATP250 ブエノスアイレス」(アルゼンチン・ブエノスアイレス/2月11~17日/クレーコート)の大会4日目、男子シングルス2回戦で世界149位ダビド・フェレール(スペイン)が同郷の96位アルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)と対戦。…
「ATP250 ブエノスアイレス」(アルゼンチン・ブエノスアイレス/2月11~17日/クレーコート)の大会4日目、男子シングルス2回戦で世界149位ダビド・フェレール(スペイン)が同郷の96位アルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)と対戦。フェレールが6-3、6(9)-7、3-6で逆転負けし、準々決勝進出はならず。試合時間は2時間27分の熱戦だった。
勝利したラモス ビノラスは準々決勝で第4シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)と対戦する。シュワルツマンはアルヤズ・ベデネ(スロベニア)を破っての勝ち上がり。
今シーズン母国でのクレー大会「ATP1000 マドリード」を最後に引退を表明している、36歳のフェレール。ラモス ビノラスとは過去6勝1敗だったが、今回の敗戦で2連敗を喫した。
以前、ロジャー・フェデラー(スイス)に「ウォリアー(戦士)」と評された戦いぶりのフェレール。この試合第1セットは3回のブレークに成功し先取すると、第2セットは激しい主導権争いの後、一時はゲームカウント5-4のリターンゲームで0-30とチャンスを広げた。
しかし、そこから盛り返されタイブレークで競り負けると、最終セットは相手に5ゲームを先に連取された。それでも諦めず追いすがろうとしたものの、最後は一歩及ばなかった。
敗れた後、ネットに向かいながらひとつ大きく息を吐いたようにも見えたフェレール。ラモス ビノラスと笑顔で健闘を称え合った。その表情からは、なにか清々しさも感じられた。
素晴らしい熱戦を見せてくれた両者に拍手をおくるとともに、フェレールの最後のプレーまで目を離さないようにしたい。
(テニスデイリー編集部)
※写真は「ATP250 オークランド」でのフェレール
(Photo by Phil Walter/Getty Images)