21日、ホンダは9月3~4日にツインリンクもてぎで開催されるWTCC(世界ツーリングカー選手権)の日本大会において、道上龍が4人目のワークスドライバーとして「シビックWTCC」でスポット参戦することを決定した。現在43歳の道上龍(みちがみり…

21日、ホンダは9月3~4日にツインリンクもてぎで開催されるWTCC(世界ツーリングカー選手権)の日本大会において、道上龍が4人目のワークスドライバーとして「シビックWTCC」でスポット参戦することを決定した。

現在43歳の道上龍(みちがみりょう)は、2000年に全日本GT選手権(現SUPER GT)でNSXを駆りGT500ドライバーズチャンピオンに輝くなど、長く「ホンダのエース」として活躍してきたベテランドライバー。近年はSUPER GTやスーパーフォーミュラにおける監督業がメインの活動で、ドライバーとしては第一線から退いていたが、久々に“道上選手”の活躍が大舞台で見られることとなった。

道上龍のコメント

「昨年発売された『シビック TYPE R』の開発に携わっていたこともあり、WTCCの情報はずっと見ていました。先週、バルセロナでテストをするチャンスがあり、そのとき『シビックWTCC』でレースができたら面白そうだなと思いましたが、こんなに早くそのクルマでレースができるとは思ってもみませんでした」

「ホンダとJASモータースポーツ(チーム)が素晴らしいチャンスを与えてくれました。自分のキャリアのすべてを注ぎ、全力でもてぎでのレースに挑みます。バルセロナテストでは非常に感触の良い、速いクルマだったので、もてぎまでに準備を完璧にしてレースを迎えたいと思います」

道上は9月3~4日のもてぎ戦で、T.モンテイロやR.ハフ、N.ミケリスらホンダのレギュラーワークス陣とともに戦う(所属エントラント名はミケリスと同じ「Honda Racing Team JAS」とされる)。

この秋も日本ではWTCC、F1、WECというFIA世界選手権レースが相次いで開催されるが、その端緒となるWTCCもてぎ戦に大きな楽しみがひとつ加わった。

WTCCにスポット参戦することになった道上龍。写真:Honda

WTCCにスポット参戦することになった道上龍。写真:Honda

2016年シーズンのWTCCを戦っている「シビックWTCC」。写真:Honda

2016年シーズンのWTCCを戦っている「シビックWTCC」。写真:Honda

2016年シーズンのWTCCを戦っている「シビックWTCC」。写真:Honda

2016年シーズンのWTCCを戦っている「シビックWTCC」。写真:Honda

2016年シーズンのWTCCを戦っている「シビックWTCC」。写真:Honda

2016年シーズンのWTCCを戦っている「シビックWTCC」。写真:Honda

今季のWTCCホンダ戦士、モンテイロ(中央)とミケリス(右)。写真:Honda

今季のWTCCホンダ戦士、モンテイロ(中央)とミケリス(右)。写真:Honda