元メジャーリーガーのイチロー氏。試合中に見せた、大きく脚を開いてグイグイと肩をねじる「肩入れストレッチ」は、彼が取り入れているウォーミングアップとしてご存じの方も多いのでは。実はこのストレッチには、全身のバランスを整え、肩や背中のコリをほ…
元メジャーリーガーのイチロー氏。試合中に見せた、大きく脚を開いてグイグイと肩をねじる「肩入れストレッチ」は、彼が取り入れているウォーミングアップとしてご存じの方も多いのでは。
実はこのストレッチには、全身のバランスを整え、肩や背中のコリをほぐすだけでなく、イライラ・ストレスの解消にも役立つ、女子必見の効果があるんです!
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「肩入れストレッチ」の方法は?
1.呼吸をゆっくり整えながら、全身の力を抜いてリラックス。
2.両足をハの字型に開き、お相撲さんが四股を踏むように腰を落とします。
3.下半身の体勢はそのまま、両手を膝に乗せ、上体だけねじって右肩を前に。(8秒×2回)
※背中の肩甲骨ごと前に押し出すイメージで、ダイナミックに突き出しましょう!
4.左肩も、同じように上体をねじって突き出します。
運動前、全身のバランスを整える準備運動に
『上半身は肩甲骨、下半身は股関節から骨盤まわり。』
イチロー氏は、プレイにとって重要な部位として上の3つをあげています。肩入れストレッチは、肩の動きを大きく変える肩甲骨から、あらゆる運動で動きの中心となる股関節、そして全身を支えている骨盤まで、短時間で、バランス良くアプローチできるストレッチです。
肩甲骨や股関節を中心に柔軟性を高めることは、ケガや故障の予防にも、とても大切とされています。
ケガや故障が少ないことでも知られるイチロー氏。常に万全のコンディションを保ち、最大限のパフォーマンスを発揮してきた一因である、全身のバランスを整える肩入れストレッチは、運動前の準備運動でぜひ取り入れたいストレッチといえるでしょう。
背中や肩の辛さを解消にもオススメ
パソコンやスマホに長い時間向き合う現代では、背中や肩のこりに悩まされる若い人は増えています。実は、肩入れストレッチは、背中や肩の辛さ解消にもお役立ちの運動なんです。
長時間デスクワークや車の運転が続くと、腕の重さを支え続けた肩まわりの筋肉が次第に緊張し、硬くなっていくのを感じるはずです。この「緊張」が続くことで筋肉が酸欠状態になり、背中や肩の辛さがに繋がると考えられています。
肩入れストレッチは、ふだんは動きの少ない肩甲骨まわりも、無理なく大きく動かしやすいポーズです。肩甲骨まわりの筋肉を動かすことで、緊張が緩和され、酸欠状態の解消が期待できるのです。
イライラ・ストレスを解消するメンタルケアに
イライラが溜まって、文字通り「息苦しい」と感じること、ありませんか?
これは、気のせいとばかりは言いきれません。肺を膨らませたり、縮めたりする横隔膜が、ストレスによる緊張で筋肉が強張り、十分に動かなくなることがあるのです。
抑えきれないムカムカ、イライラ。一度、肩入れストレッチを試してみてください。
肩入れストレッチは、内ももから横隔膜まで繋がる大切なインナーマッスル、「大腰筋」にも働きかけます。
ストレッチで大腰筋がほぐれると、横隔膜の働きも活発になり、深呼吸で気持ちを安らげるのを助けてくれることがあるのです。
また、リンパの流れを改善することは、ストレスケアにも効果的。
エステやマッサージを受けたあと、カラダだけでなくココロまでリフレッシュしたこと、ありませんか?股関節には、太い血管やリンパの中継地点がたくさんあります。股関節から肩周りまで一度にケアする股関節ストレッチで、全身に詰まっていた老廃物が一気に流れ出す爽快感は、「疲れたな~」を、「あともうひと頑張り!」に変える心地よいスイッチを押してくれます。
ウォーキングやスポーツ前の準備運動に、しつこいコリのセルフケアに。仕事でストレスを感じたときや、なかなかやる気の出ない朝の気分転換にもオススメしたい肩入れストレッチ。
常にトップを走り、夢を実現してきた偉大なアスリートを支えてきた肩入れストレッチがもたらす3つの効果。あなたの生活のパフォーマンスアップにも、ぜひお役立てください。
[文:HOWZAP 【ハウザップ】 ライザップが運営するボディメイク情報マガジン)]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。