東京パラリンピックに向けて様々な競技やアスリートの魅力に迫るメンズノンノの連載「2020年TOKYOへの道」。今月は多くのパラアスリートたちの “足もと”を支える「義肢装具」のスペシャリストに話を伺った! メンズノンノモデル髙見翔太が義足体験も!

───義肢装具士をめざそうと思ったきっかけは?

大学で機械工学を専攻しながら陸上をやっていた頃、2000 年シドニーパラリンピックの映像で義足をつけて走る選手に感銘を受けまして。趣味の陸上と大学で学んでいることの両方を生かせる仕事はこれだ! と思ったんです。

───選手たちにはどういうスタンスで向き合っている?

もはや闘いですね。選手が試合でベストパフォーマンスを出せるような義足を作るために、彼らが納得いくまでとことんつき合います。「こんな義足全然ダメ」と言われたり、「だったらこういうのを作るよ」と逆に提案したり、半ばケンカのように意見を交わすことも多いですよ(笑)。

───東京パラリンピックで楽しみにしていることは?

僕はパラスポーツを”ツールスポーツ”と呼んでいます。 義肢装具というデザイン的にも優れた道具を使って行うスポーツに、例えば研究者やメカ好きの人たちも目を向けてくれたら面白いことになるんじゃないかなと期待しています。

【プロフィール】

沖野敦郎さん

おきの・あつお●1978年生まれ、兵庫県出身。「オキノスポーツ義肢装具(オスポ)」代表。山梨大学機械システム工学科を卒業後に専門学校でデザイン義肢装具製作を学び、義肢装具サポートセンター勤務を経て2016年に独立。山本篤選手や佐藤圭太選手らトップアスリートからも信頼を得ている。