本大会はオーストラリアのナショナルオープンでもあり、LPGA女子ゴルフツアーに加わ ってから今回で8回目の開催を迎える。舞台となるオーストラリア ザ・グレンジGCでの開催は3年ぶり。1927年開場と歴史は古く、フラットな地形に印象的な木々が…

本大会はオーストラリアのナショナルオープンでもあり、LPGA女子ゴルフツアーに加わ ってから今回で8回目の開催を迎える。舞台となるオーストラリア ザ・グレンジGCでの開催は3年ぶり。1927年開場と歴史は古く、フラットな地形に印象的な木々が配置され、林間コース風の趣がある美しい景観が魅力だ。一方で、南極海からの強い風が吹けば急に難度が増し、フェアウェイを外すと砂地や荒地が待つ。また、固く乾くグリーンの攻略も ポイントとなる。このコースで行われた前回の2016年大会では、日本勢の野村敏京がLPGA女子ゴルフツアー初優勝を達成した。今回、日本勢からは前週のデビュー戦から続いての出場となる高校生プロ・山口すず夏をはじめ、国内女子ツアーを席巻している黄金世代から新垣比菜や原英莉花、日本女子アマ優勝の吉田優利、LPGA女子ゴルフツアーメンバーの横峯さくらや上原彩子など、総勢9名の選手が出場する。 海外組と国内組とそれぞれのフィールドで活躍する注目選手たちが一堂に会する今大会。14日(木)の開幕を前に、WOWOWが日本勢への独占インタビューを行った。

山口すず夏

山口すず夏

Q.先週の大会はデビュー戦でしたが、改めて振り返ってみていかがでしたか?
「最初は緊張しましたが、その後は楽しくできたのですごく充実した一週間でした」

Q.日本人のLPGA選手のデビュー戦としては、かなりいい成績で終えられました。
「(予選落ちせずに)最終日まで進めたことはよかったのですが、ダブルボギー4個とトリプルボギー1個はすごくもったいなかったです。ここをボギーで抑えていれば、だいぶスコアは変わったので、プロになると一打一打がとても大事になってくるな、と思いましたし、すごく悔しかったです」

Q.デビュー戦を終えてどんな気持ちが芽生えましたか?
「(思っていたより)行けるんじゃないかな、と思うようになりました!」

Q.今週も同じくオーストラリアでの戦いですが、このコースはもう回られましたか?
「はい、練習ラウンドで回りましたし、ISPSハンダ・ヴィック・オープンに行く前の先々週にも3回ほどラウンドしました」

Q.コースの印象はいかがですか?
「先週と一緒で下が固いコースです。すごく風も強いので、その辺の計算などがキーになってくるかなと思います」

Q.印象的なホールはありますか?
「短いパー5のホールが多いので、パー5でバーディをしっかり取れるようにしていきたいです。それに先週はパー3のホールで沢山叩いてしまったので、確実にパーで上がれるようにしたいです」

Q.2戦目となりますが、ご自身のコンディションはいかがですか?
「調子はそんなに悪くないので、あとは風の計算と、思い切り振れるかどうか、という感じです」

Q.デビュー戦を終えて、今シーズンの目標は変わりましたか?
「いえ、最初と変わらずシード獲得と優勝を目指して頑張りたいです」

Q.今大会への意気込みを聞かせてください。
「今週は、先週の成績を上回れるように頑張りたいです!」

Q.日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします!
「山口すず夏です!好きな食べ物はお寿司です。応援よろしくお願いします!!」

野村敏京

Q.先週の大会を振り返っていかがですか?
「(今シーズン)最初の試合で、トップ10入りという目標は達成できたので、今週に向けてのモチベーションも上がりました」

Q.今大会は 2016 年に優勝していますが?
「そうですね、来年には東京オリンピックもありますし......3年経つのは本当に早いですね (笑)」

Q.このコースに戻ってきて、どんな印象ですか?
「まだ(練習ラウンドでは)回っていないのですが、あまり変わっている部分はないと思います」

Q.今週に向けて、どのようなお気持ちですか?
「楽しみたい気持ちもありますし、優勝しているコースでもあるので、集中力が必要になるかな、と思います」

Q.ケガで長期休養されていましたが、体のケアで気を付けていることはありますか?
「(腰の具合は)だいぶよくなってきていますね。ラウンドの後半になってくると固くなってくるんですが、途中でストレッチなどをするとよくなります。コンディション的にはよくなってきているので、(これからは)管理が重要だと思います」

Q.常にトップ10を目標にされていますが、今年は新たな目標などはありますか?
「あきらめずに、うまくいかなくても最後まで頑張るのが今年の目標です。それを守っていけばいい成績で終われると思うので、それを心の中でリマインドしながらやっていきたいと思います」

Q.日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします!
「野村敏京です。(長期休養から)戻ってきました!楽しいゴルフを見せられるように頑張りますので、応援よろしくお願いします!」

上原彩子

Q.先週の大会を振り返っていかがですか?
「かなりタフなコンディションだったのですが、初戦としてはいい滑り出しが出来たかな、と思っています」

Q.今大会のコースは3年前にもプレーされていますが、コースコンディションはいかがですか?
「コースコンディションはすごくいいです!前に回ったのが3年前で、いつもはだいたい覚えているんですが、今日回ったらほとんど覚えていませんでした(笑)。後半の方が覚えているホールは多かったのですが、グリーンに対してのアプローチショットが難しいと思います。しっかりと決められた場所に置かないと、グリーンを外した時のアプローチが難しいと思うので、グリーンに対してのアプローチショットがキーポイントになるのかな、 と思います」

Q.例年だとかなり暑い場所なのですが、今日は風も吹いてかなり涼しいですね。「先週もそうでしたが、ここはどこだろう?というくらい風も雨もあって......。ただ、涼しいのも今日ぐらいまでだと思います。試合では45度までは行かないと思いますが、ある程度オーストラリアらしい天気になってくれるんじゃないかと思います」

Q.先週と同じく風の強いコースですが、体力的にはいかがですか?
「2戦目で、しかもオーストラリアの国内移動なので疲れは全くないです!風が吹くと、試合中は頭も使うので、いつも以上にどっと疲れは来ますけれど、その中でも先週は収穫も多かったので、よかったと思います」

Q.2019シーズン全体としての目標を教えてください。
「やっぱり一番は勝つことだと思うので、それだけに集中してプレーしていきたいと思っています」

Q.日本のファンの皆さんにメッセージをお願いします!
「上原彩子です。今週のオーストラリア女子オープンも頑張りますので、応援よろしくお願いします!」

新垣比菜

新垣比菜

Q.今シーズン初戦となりますが、今の心境はいかがですか?
「楽しみでもあり、それと同じくらい不安でもあります。」

Q.不安とはどのようなところですか?
「海外のLPGAツアーに出場することが初めてなのですごく緊張していて、自分の力がどれくらい出せるのかという不安が少しあります」

Q.LPGAツアーですと昨年のTOTOジャパンクラシックが初出場でしたが、どのような印象でしたか?
「日本での開催だったので、国内ツアーに海外選手が来ている感覚でした。今回は海外(アウェイ)という感じがして緊張はしますが、楽しみです」

Q. オフシーズンは、どのように過ごされましたか?
「今年のオフはトレーニングをみっちりやりました」

Q.特に技術的なことはどのようなことをされましたか?
「全体的に技術を高めたいと思ったので、ショット、パター、アプローチを練習しました」

Q.今シーズン初戦をオーストラリアで迎えるのはどのような心境ですか?
「今年最初の大会がLPGAツアーなので、良い結果を残したいです」

Q.東京オリンピックに向けて今大会はどのような大会ですか?
「2020年の東京オリンピックに向けて良い機会なので、結果を残してポイントを稼げたら良いと思います」

Q.このコースについての印象はいかがですか?
「日本のコースとは全然違います。地面が硬く、グリーンのアンジュレーションがすごく効いているので、グリーン周りのアプローチでユーティリティやパターを使うことが多く、たくさん練習しなきゃいけない、という感じです」

Q.改めて今大会への意気込みをお願いします。
「予選通過をして、良い順位で4日間プレーできるように頑張ります」

原英莉花

Q.今シーズンの初戦がオーストラリアですが、今の心境はいかがですか?
「日本とは気温が全然違う中、自分のコンディションはそこまで悪くないので、海外ということで楽しみながら初戦を戦いたいと思います」

Q.オフシーズンはどのようなトレーニングをされましたか?
「昨シーズンの終盤には脚が細くなってしまったため、下半身の強化と体幹トレーニングをしました」

Q.今週はどのような大会にされたいですか?
「国内ツアー初戦に向けて、良い流れを持っていきたいです」

Q.LPGAツアーはどのような印象ですか?
「芝が洋芝で、どの選手も強いという印象です」

Q.このコースについての印象はいかがですか?
「今日はすごく風が強かったので、ボールをコントロールすることが大事になってくると 思います」

Q.このコースの攻略法はどのような感じでしょうか?

「ティーショットをしっかりフェアウェイに打って、セカンドショットを打ちやすいところに付けることです。次のショットが打ちやすい位置に持っていくことが、全てのショッ トにおいて重要なことだと思います」

Q.今大会はどのような形で終わりたいですか?
「4日間戦いきって、笑って日本に帰れるように頑張りたいと思います」

和久井麻由

Q.LPGAツアー初参戦の心境はいかがですか?
「すごく緊張していますが、初めてということもあり、いろいろ経験することもたくさんあると思います。そういうところを勉強して、日本に持って帰れればと思います」

Q.ご自身のプレースタイルなど、どのような部分をファンの皆様に見せたいですか?
「ドライバーの飛距離(平均250ヤード)です!」

Q.その飛距離を活かし、今大会のコースはどのように攻略すれば良いと思いますか?
「コースが狭く、日本と似ています。また、グリーンも難しいので、ドライバーを曲げないようにしたいです」

Q.いま目指しているプロゴルファーや意識されていることはありますか?
「ステーシー・ルイスさんです。ゴルフを始めた時から大好きな選手で、憧れのプロです」

Q.(なかなかステーシー・ルイスさんの名前を挙げる方はいませんが、)特にどのようなと ころが好きですか?
「幼い頃から怪我や挫折を経験した選手なのに、そういうことに負けずに優勝をしているところが魅力的ですごいと思います!」

Q.今後LPGAツアーも念頭に置かれているということですか?
「まずは国内ツアーで一流の選手になって、LPGAツアーに参戦できれば良いと思います」

Q.今大会に向けての意気込みをお願いします。
「予選通過を目指して頑張りますので、応援よろしくお願いします」

吉田優利

Q.この大会では昨年ローアマチュアに輝かれましたが、今大会に向けて一言お願いします。
「オーストラリアに来ることが多く、相性も良いと思っているので精一杯頑張りたいです」

Q.コースは昨年と違いますが、どのような印象ですか?
「昨年よりコースが狭い印象があります。オーストラリアで積んだ経験を活かして、グリ ーン周りなど戦略を立ていきたいと思います」

Q.アマチュアとしてプロの大会に挑むというのは、どのような心境ですか?
「やはりアマチュアとして出場する大会は何も失うものが無く、得るものだけなので、自 分のためになるラウンドを毎日したいと思います!」

Q.ご自身のプレースタイルも含めて、どのようなゴルフをしたいですか?
「私は頭を使うゴルフが得意なので、逆算をして、ミスした後にどのようにパーを取って いくかを冷静に考えてラウンドすれば、自分のゴルフができると思います」

Q.今大会はどのようなプレーをしたいですか?
「将来的に LPGA ツアーでプレーしたいと思っていますが、今の段階では全てにおいてレ ベルを満たしていないです。それを埋めるためにも、この大会は重要な一戦なので経験を積みながら、肌で感じて回りたいと思います」

WOWOWLPGA放送スケジュール
<第3戦/オーストラリア>ISPS ハンダ・オーストラリア女子オープン【放送情報】

第1日
第2日
第3日
最終日
※WOWOW メンバーズオンデマンドにてライブ配信あり

2/14(木)午後 1:30[WOWOWライブ]生中継2/15(金)午後 1:30[WOWOWライブ]生中継2/16(土)午前 11:00[WOWOWライブ]生中継

2/17(日)午前 11:00[WOWOWライブ]生中継

【出場注目選手】 山口すず夏、新垣比菜、原英莉花、横峯さくら、上原彩子、野村敏京、酒井美紀、吉田優 利、和久井麻由、アリヤ・ジュタヌガーン、リディア・コ、ミンジ・リー

【解説/実況】
解説:森口祐子 / 実況:髙橋大輔

「WOWOW LPGA」https://www.wowow.co.jp/sports/lpga/では、ツアーの見所や スイング解説などの動画コンテンツと、充実のラインナップ!
最新情報は「WOWOW ゴルフ 公式ツイッターアカウント」 @wowowgolf でチェッ ク!

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆