東京・上井草グラウンドから場所を移し、大隈ガーデンハウスで予餞会が行われた。この予餞会では新体制を発表。第102代目主将に齋藤直人(スポ4=神奈川・桐蔭学園)、副将に幸重天(文構4=大分舞鶴)がそれぞれ任命された。また、主務には宇野明彦(スポ4=神奈川・横須賀)、寮長には柴田徹(社4=神奈川・桐蔭学園)。委員に松本悠汰(スポ4=大阪・天王寺)などそれぞれ発表された。監督は昨季、チームを帝京大と同率ではあるが、8年ぶりの関東大学対抗戦(対抗戦)優勝、5年ぶりの全国大学選手権(大学選手権)ベスト4にまで導いた相良南海夫(平4政経卒=東京・早大学院)が二季連続で務める。また、大峯功三ジュニアコーチ(平27スポ卒=福岡・東筑)、古庄史和ヘッドコーチ(平15教卒=国学院栃木)功労者二人の退任も明らかにされた。


齋藤新主将による決意表明

 松嶋敏泰部長(昭53理卒)の挨拶で幕を開けた。また、大東和美OB会長(昭46教卒)からは卒部生への賛辞が送られるとともに、今年、ラグビーワールドカップと合わせて開催される「WORLD UNIVERSITY RUGBY INVITATION TOURNAMENT 2019」のホスト校として早大が参加することが明らかになった。開催期間は9月中旬。参加校は早大も含めて約10校ほどになる見通しだ。その後、卒部生たちは壇上でそれぞれ同期への感謝や、後輩たちへのメッセージを言葉として伝えていく。その言葉の数々はきっと下級生の心に届いたはずだ。 


役職者の集合写真

 昨季は創部100周年という節目のシーズンであった。周囲の期待に応える形で8年ぶりの対抗戦優勝という栄冠を手にした。しかし、大学選手権では宿敵・明大に敗れてしまい、悲願『荒ぶる』を達成することはできなかった。「競争する中でまとまるチーム」(齋藤)を目指して齋藤らを中心に11季ぶりの優勝という目標に向けスタートした。

(記事、写真 小田真史)

スタッフ紹介

監督 相良 南海夫(平4政経卒=東京・早大学院)

主将 齋藤 直人(スポ4=神奈川・桐蔭学園)

主務 宇野 明彦(スポ4=神奈川・横須賀)

副将 幸重 天(文構4=大分舞鶴)

副務 亀井 亮介(スポ3=長野・飯田)

副務 安住 悠(政経4=埼玉・早大本庄)

副務 小泉 果林(国教4=埼玉・早大本庄)

寮長 柴田 徹(社4=神奈川・桐蔭学園)

委員

岸岡 智樹(教4=大阪・東海大仰星)

中野 将伍(スポ4=福岡・東筑)

松本 悠汰(スポ4=大阪・天王寺)

下川 甲嗣(スポ3=福岡・修猷館)

丸尾 崇真(文構3=東京・早実)

齋藤直人主将(スポ4=神奈川・桐蔭学園)※囲み取材より抜粋

   

――どのようにして役職は決まりましたか

 自分たちの学年の投票と、(卒部する)4年生たちの投票とあとは監督、コーチ陣の意見だと思います。

――主将に任命された時はどのように感じましたか

 嬉しい反面、早稲田大学ラグビー部という伝統あるクラブのキャプテンになるということは大きな覚悟が必要だと思います。責任が伴うと思っていますが、信頼していただけるならやりたいと思いましたし、自分の成長にも繋がると思うので迷うことはなく、「やらせていただきます」と(監督に)言わせていただきました。

――優勝のためにこの3年間踏まえて何が大事になってくると考えていますか

 去年のチームは仲が良かったのですが、チーム全員、上のチームだけではなく、全員が同じ方向を向いて活動していかなければならない。上のチームと下のチームの意識の差を作ってはいけないと学んだので。そういう意味では去年は仲が良かったですが、競争という面が少し足りなかったのかなと思います。今年は皆が競争する中でまとまるチームというものにしていけたらなと個人的には思います。先ほど卒部生のスピーチにもありましたが、同じ目標、日本一を意識することができていれば、厳しいことを言われても仲が悪くなるということもないと思います。本当の意味で腹をくくって話せたり、本当の意味で競争し合ってまとまるチームにしていきたいです。

――副将は自分で選んだのですか

 はい。高校時代もキャプテンをやらせていただいて、その時のバイスキャプテンが柴田徹でした。最初は柴田徹にやってもらおうかな思ったのですが、(選ばなかった理由として)徹が役職とかなくてもリーダーシップを発揮してくれる人柄という部分もあります。1年の頃から自分と徹はAチームに出させていただいていました。どんなに下のチームを理解しようとしても分からないことがあると思います。そういう意味で下のチームの気持ちも分かる幸重のような人間が上に立った方がチーム全体をまとめれるかなと思い、幸重を指名しました。

――目指すキャプテン像はありますか

そうですね。まずは、発言よりも行動で示していきたいと思います。それはプレーだけではなく、グラウンド外でも同じです。自分は喋るのが苦手です。喋るのが苦手だから行動で示しますというにはなりたくないというか、まだまだ自分の持ってるラグビーに対する熱さ。行動では示す自信はあるので、発言で示していけるようにやっていきたいです。

幸重天副将(文構4=大分・大分舞鶴)

――副将をやるにあたって今後どのようなことを心がけていきたいですか

 副将という立場になるので、今まで以上にチームのことを考えなければならないのはもちろんですが、自分のプレーがしっかりしないと誰もついて来ないと思います。まず自分にベクトルを向けて、周りについて来てもらえるような選手になれるように、周りを見ながらも自分のことが疎かにならないようにしたいです。

――2019年度のチームの理想像は

 昨年もそうだったのですが、チーム全体で日本一という同じ方向を目指すというのが理想です。チームも分裂したらダメなので。一体感を持って全員が日本一を目指す集団にならないといけないと思います

――日本一を目指す集団になるためにどういう働きかけをしていきますか

 自分が出来るかは分からないですけど、まず、下のチームと上のチームのモチベーションをしっかり同じくらいになるようにしたいです。あとはしっかりコミュニケーションを取って、上は上、下は下となるのではなくて、1つの早稲田というチームで戦っていくというのをやはり意識してやっていきたいと思います

――これからに向けて一言お願いします

自分たちが目指すところは大学日本一というのは変わらないので、それに向けて自分が副将という立場で出来ることをしっかりやって日本一に貢献できるように頑張りたいと思います