「ATP250 モンペリエ」(フランス・モンペリエ/2月4~10日/室内ハードコート)の大会最終日、男子シングルス決勝でジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)が第7シードのピエール ユーグ・エルベール(フランス)を6-4、6-2のストレ…

「ATP250 モンペリエ」(フランス・モンペリエ/2月4~10日/室内ハードコート)の大会最終日、男子シングルス決勝でジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)が第7シードのピエール ユーグ・エルベール(フランス)を6-4、6-2のストレートで破り、自身17個目となるタイトルを獲得した。試合時間は1時間13分。

両者は過去に2回対戦しており、ツォンガの2勝0敗。また、直近の対戦は2017年の同大会で、そのときも6-1、6-2とツォンガが圧倒して勝利しており、これで対エルベール戦を3勝0敗とした。

第1セットでは序盤からお互いにキープが続く展開となった。そして第9ゲームでツォンガがこの試合で両者を通じて初となるブレークに成功すると、続く第10ゲームをラブゲームでキープし、第1セットを6-4で先取した。

続く第2セットの第1ゲームで勢いに乗るツォンガがいきなりのブレークに成功する。さらに第5ゲームでもブレークに成功したツォンガが第8ゲームで0-40と3本のチャンピオンシップポイントを握る。そしてツォンガのサーブをリターンしたエルベールのボールがネットを越えることができず、6-2でツォンガが第2セットを連取して勝利を決めた。

元世界5位のツォンガは2017年に4つのタイトルを獲得する活躍を見せていたが、2018年の同大会以降、膝の怪我のために欠場を続け、同年9月に復帰したがタイトル獲得までは至らなかった。そのために世界ランキングも現在は210位、今大会もワイルドカード(主催者推薦枠)での出場となっていた。

また、今回準優勝となったエルベールは次に「ATP500 ロッテルダム」に出場し、1回戦の対戦相手は錦織圭(日本/日清食品)と決まっている。ダブルスのスペシャリストとして1月の「全豪オープン」ダブルスで優勝し、キャリア通算15個目のタイトルを獲得したエルベールだが、シングルスでも徐々にランキングを上げてきている。

今大会で復活を遂げたツォンガとともに、エルベールのシングルス戦にも要注目だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP250 モンペリエ」で優勝が決まったときのツォンガ

(Photo by Tim Clayton/Corbis via Getty Images)