「ATP250 ソフィア」(ブルガリア・ソフィア/2月4~10日/室内ハードコート)の大会4日目。男子シングルス2回戦で、第3シードの世界16位ダニール・メドベージェフ(ロシア)が世界54位のロビン・ハッサ(オランダ)に5-7、6-2、6-…

「ATP250 ソフィア」(ブルガリア・ソフィア/2月4~10日/室内ハードコート)の大会4日目。男子シングルス2回戦で、第3シードの世界16位ダニール・メドベージェフ(ロシア)が世界54位のロビン・ハッサ(オランダ)に5-7、6-2、6-2で逆転勝利した。試合時間は1時間35分。

22歳のメドベージェフはキャリア通算3個のタイトルを獲得、今大会1回戦は免除。前週行われた「デビスカップ」予選ラウンドでは、同年代のカレン・ハチャノフ(ロシア)とともにシングルスで勝利し、ロシアの決勝ラウンド進出に貢献した。

対戦相手の31歳ハッサは、長身から繰り出すビッグサービスと、思いきりのいいグラウンドストロークが特徴の選手。ハッサは「デビスカップ」予選ラウンド、シングルス2試合とダブルスの計3試合に出場し勝利を挙げた。

4度目となる両者の対戦、第1セット序盤は互いにキープが続いた。4-4で迎えた第9ゲームでメドベージェフは先にブレークするも、直後の第10ゲームでダブルフォルトをおかしブレークバックを許す。そして第12ゲームでもブレークされ、セットを落とした。

第1セットを奪われ、ラケットをコートに叩きつける場面も見られたメドベージェフ。しかし第2セット、第3セットは相手にブレークポイントを与えることなく、自身は2度のブレークに成功しセットを連取。逆転勝利で、ベスト8進出を決めた。

大会公式サイトによると、メドベージェフは試合後「自分が上手くプレーしているとは思わない。しかし僕は勝ち、同時にこれからの試合のための感覚を掴むことができた。これが役に立てばと思っている」と振り返った。

勝利したメドベージェフは、準々決勝で世界38位のマルティン・クーリザン(スロバキア)と対戦する。メドベージェフはクーリザンとの対戦について「僕はまだ、楽天ジャパンオープンで対戦したときの戦術を覚えているので、それを使ってみようと思う」と話した。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」でのメドベージェフ

(Photo by Julian Finney/Getty Images)