ロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)の2人も、7月25日からカナダ・トロントで始まる「ロジャーズ・カップ」(ATP1000/賞金総額408万9740ドル/ハードコート)を欠場することになった。これで大会はトップ…
ロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)の2人も、7月25日からカナダ・トロントで始まる「ロジャーズ・カップ」(ATP1000/賞金総額408万9740ドル/ハードコート)を欠場することになった。これで大会はトップ4のうち3人が不在で大会をスタートさせることになる。
テニスカナダは先日もディフェンディング・チャンピオンであり、ウィンブルドン・チャンピオンでもある世界2位のアンディ・マレー(イギリス)の欠場を発表したばかりだった。
世界3位のフェデラーはウィンブルドンで準決勝に勝ち進み、そこでミロシュ・ラオニッチ(カナダ)に敗れた。準々決勝ではマリン・チリッチ(クロアチア)に対して劇的なフルセットの逆転勝利を飾ったあとのことだった。
「トロントはカレンダーの中でも僕が好きな大会のひとつ。だから今回の決断はとても残念だし、カナダのファンの前でプレーできなくなったことに失望している」とフェデラーは声明を発表した。「ウィンブルドンのあと、よりよいプレーをするにはさらに多くの時間が必要だと判断した。来年はまたカナダでプレーしたいと思う」。
世界4位のナダルは、全仏オープン3回戦を戦う前に左手首の故障で棄権して以降、プレーしていない。
「僕は手首の故障のあと、一週間前からやっと練習をスタートさせたばかりで、まだ重要なイベントを戦うだけの準備ができていなない」とナダルも声明を発表し、「トロントでのここ数年は、素晴らしいサポートと多くのファンからの声援があり、今回もプレーするのを楽しみにしていた」。
ウィンブルドンは3回戦敗退となった世界1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)と、同大会決勝でマレーに敗れて準優勝となったミロシュ・ラオニッチ(カナダ)は、ロジャーズ・カップに出場予定だ。
大会は23日の土曜日から予選が始まる。(C)AP