前節の横浜ビー・コルセアーズ戦で大勝し、自信を深めて大阪に乗り込んだシーホース三河。大阪エヴェッサとの今季初対戦は、全てのQで上回る会心の試合運びで大阪78–98三河で快勝した。  金丸晃輔が20分の出場で34得点、ミークスが1…

 前節の横浜ビー・コルセアーズ戦で大勝し、自信を深めて大阪に乗り込んだシーホース三河。大阪エヴェッサとの今季初対戦は、全てのQで上回る会心の試合運びで大阪78–98三河で快勝した。


 金丸晃輔が20分の出場で34得点、ミークスが18得点16得点7アシストの4試合連続のダブルダブルと絶好調。岡田侑大が16得点、西川貴之が11得点4アシストと4人が二桁得点をマーク。さらに生原秀将も9得点、桜木ジェイアールが5得点7アシストとチーム全員が攻め気を貫き、20点差をつけてGame1を完勝。3連勝を摑み取った。

 しかしGame2は、序盤からエナジー全開の大阪に主導権を奪われ、最大21点のビハインドを背負った。後半巻き返して1ポゼッション差まで迫ったが、追いつくことができず大阪82–78三河で悔しい敗戦となった。

 金丸が25得点、ベテランの桜木が23得点10リバウンド9アシストとトリプルダブル級の働きで引っ張ったが、わずかに1本届かず。4連勝を飾ることができなかった。

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<Game1レポート> 1Q 大阪 17–27 三河



絶好調・金丸 21得点の大爆発

スターティング5は、#3ミークス、#12西川、#14金丸、#32桜木、#46生原。

序盤から#14金丸が#3ミークスのスクリーンを使ってリングにアタックしてジャンプシュートを決めると、ステップバックシュート、体勢を崩しながらジャンプシュートを立て続けにねじ込み、キレのある動きで好調ぶりをうかがわせる。

大阪#1今野の3Pシュートで9-8と先行されれば、すぐさまファストブレイクから#14金丸が3Pシュートを決め返し、その後も高確率でシュートを決め続けて21得点を叩き出す大当たり。17-27とスタートダッシュに成功し、ベンチに戻った#14金丸からは自然と笑顔がこぼれる。

2Q 大阪37–48 三河 (大阪 20–21 三河)


岡田が得意のドライブでオフェンスを牽引

スタートは、#3ミークス、#12西川、#30 岡田、#32桜木、#46生原。

#12西川の3Pシュートを皮切りに、#30岡田のノールックパスから#32桜木がゴール下を決めると、#3ミークスのミドルシュート、#30岡田のドライブと、1Qの流れを引き継ぎハイテンポに得点を重ねる。
大阪は#55ハレルソンの得点で食らいつくが、#30岡田の強気のドライブからオフェンスを組み立て、残り4分に#30岡田のパスから#3ミークスがターンアラウンドシュートを決めて20点差とする。
終盤、大阪#32畠山、#27熊谷の3連続3Pシュートで反撃されるが、二桁リードを守って前半を終えた。

3Q 大阪56–75 三河 (大阪 19–27 三河)


金丸 さらに13得点、フィールドゴール18本中15本成功の脅威の高確率

スタートは、#3ミークス、#12西川、#14金丸、#32桜木、#46生原。

3Qも#14金丸の勢いは止まらない。3Pシュートやボーナススローなどこの10分でさらに13得点を量産。
#46生原のファストブレイクからのバスケットカウントや#12西川のカットインなど機動力で上回り、連動性のあるオフェンスからチーム全員が高確率(フィールドゴール15本中11本成功)で得点して大阪56–75三河と突き放す。

4Q 大阪78–98 三河 (大阪 22–23 三河)


西川、岡田が躍動 20点差で快勝!

スタートは、#5バッツ、#12西川、#30 岡田、#32桜木、#46生原。

#12西川が積極的な仕掛けで攻撃を牽引。ドライブからのレイアップを沈めて再び20点のリードを築くと、体勢を崩しながらもコーナーミドルシュートをねじ込み、さらに#5バッツとのスクリーンプレーで連続ミドルシュートを沈める。
大阪もその度に入れ返す粘りを見せるが、#3ミークスのポストアップ、#30岡田のカットインや3Pシュートなどで加点し、最後はアーリーオフェンスから#11熊谷が3Pシュートを決めて、試合を締めくくった。

■<Game1後コメント> シーホース三河 鈴木 貴美一 ヘッドコーチ 試合後コメント

 今日は非常に我々のシュートタッチが良くて、よくシュートが入ったと思います。大阪さんは怪我人が多く、万全な体制ではないと思いますが、明日はハードにプレーしてくると思います。我々もまた違ったパターンになると思いますが、精一杯、今できることをやりたいと思います。

■ シーホース三河 #14金丸晃輔選手 ヒーローインタビュー

―20分で34得点でしたが、振り返っていかがでしょうか。
なんて言えばいいんですかね笑。当たり日でした。それしか言えないです。

―今日は2Pシュートが決まりましたが。
相手は3Pをやられたら嫌だと思ってたので、無理して打つより2Pを狙ってやるように今日はしました。

―チームも好調ですが、チームの状態はいかがでしょうか。
ここ数試合みんなが、攻め気をだしてアグレッシブにみんながやっているので、そういった流れが良い結果に繋がると思っています。

―明日のゲームについて意気込みを。
明日は今日みたいな展開にはならないと思うので、悪いリズムの時こそディフェンスを頑張って明日もしっかり勝ちにいきたいと思います。

<Game2レポート> 1Q 大阪 25–18 三河


大阪のハードな守備に流れを掴めず、重い立ち上がりに

スターティング5は、#5バッツ、#12西川、#14金丸、#32桜木、#46生原。

「#3ミークスの体調不良もあり、予定と違うメンバーでプレーしたことで非常に悪いリズムでプレーしてしまった」と鈴木HCが振り返ったように、重い立ち上がりとなる。
#32桜木のフリースローでつなぐも、大阪のタフなディフェンスにスコアを伸ばせない。それでも#14金丸がタイトなマークを外してシュートをねじ込み連続で6得点を挙げたが、大阪#55ハレルソン、#27熊谷に連続で3Pシュートを決められ、7点ビハインドで1Qを終えた。

2Q 大阪47–37 三河 (大阪 22–19 三河)


岡田が攻撃のリズムを変え1点差に迫るが、長距離砲でリードを広げられる

スタートは、#0サザランド、#14金丸、#30 岡田、#32桜木、#46生原。

#30岡田がディフェンスリバウンドからワンマン速攻を決めるなど、思い切りの良いアタックでオフェンスのギアを上げ、開始2分で1点差に詰め寄る。
#32桜木がミスマッチを生かしてポストアップから得点を重ね、その後は拮抗した展開となるが、終盤、立て続けにファストブレイクから3Pシュートを決められ、10点のビハインドを背負った。

3Q 大阪63–51 三河 (大阪 16–14 三河)


21点のビハインドも、桜木、金丸が巻き返す

スタートは、#0サザランド、#12西川、#14金丸、#32桜木、#46生原。

反撃に転じたい三河だったが、立ち上がりに連続でオフェンスファウルをコールされ、波に乗ることができない。#14金丸、#0サザランドがアタックするが、シュートがことごとくリングに嫌われ、約5分間ノーゴールに封じられる。その間大阪に連続3Pシュート、バスケットカウントと一挙9点を与えるなど、21点のビハインドを背負う。
開始5分、#30岡田の3PシュートでこのQ初得点を奪うと、#32桜木がポストアップやファストブレイクなど7点を積み上げ、#14金丸の連続得点で10点差に迫って4Qに繋いだ。

4Q 大阪82–78 三河 (大阪 19–27 三河)


金丸 15得点で追撃。2点差に迫ったが、あと一歩届かず

スタートは、#4狩俣、#5バッツ、#14金丸、#30 岡田、#32桜木。

#32桜木のポストプレーを起点に、#14金丸のキャッチアンドシュート、#5バッツのダンクなどで猛追。シュートタッチを修正した#14金丸はこの10分で15得点を挙げ、残り1分半に2点差に肉薄する。
大阪#55ハレルソンの3Pシュートで再び引き離されるが、残り24秒に#30岡田が3Pシュートを入れ返して再び2点差に。ファウルゲームに持ち込んだが、大阪にフリースローを沈められ、大阪82–78 三河で惜敗した。

■<Game2後コメント> シーホース三河 鈴木 貴美一 ヘッドコーチ 試合後コメント

 今日は#3ミークス選手が発熱もあり体調不良で出れないということで、出だしに予定と違うメンバーでいったことでファールトラブルなどがあり、非常に悪いリズムでプレーしてしまいました。最後はしっかり自分達のリズムで追い上げたんですが、1ショット足りませんでした。

 大阪さんのオープンの3Pシュートが入り、非常に大阪さんは良いオフェンスだったと思います。我々もイーブンがあったんですがやはりトータルでみると、リバウンドに対する執着心を持ち頑張っていましたが、オフェンスでのターンオーバー、慌ててシュートしたり昨日のイメージで攻めてしまい、そこから自滅して大阪さんに走られ点数を取られたということが多かったです。大阪さんは良いオフェンスをしたと思います。