写真:ハンイン(トップおとめピンポンズ名古屋)/提供:Tリーグ<ノジマTリーグ2018-2019シーズン 1月31日(木) エディオンアリーナ大阪>1月31日、ノジマTリーグで日本ペイントマレッツ(以下、ニッペM)とトップおとめピンポンズ名…

写真:ハンイン(トップおとめピンポンズ名古屋)/提供:Tリーグ
<ノジマTリーグ2018-2019シーズン 1月31日(木) エディオンアリーナ大阪>

1月31日、ノジマTリーグで日本ペイントマレッツ(以下、ニッペM)とトップおとめピンポンズ名古屋(以下、名古屋)が対戦した。アウェイの名古屋がマッチカウント3-1で勝利を手にし、12/8(土)以降続いていた連敗を5で止めた。この対戦カードでの通算成績は2勝2敗となった。3位と4位の両チームは、この試合結果により勝点が12で並び、ともに2位の日本生命レッドエルフを追いかける。

日本ペイントマレッツvsトップおとめピンポンズ名古屋 各マッチの解説

1番:加藤 美優/李 皓晴 0-2 鈴木 李茄/安藤 みなみ

流れを作る1番ダブルスには、加藤/李ペア(ニッペM)と鈴木/安藤ペア(名古屋)が登場。ともに専修大学で力をつけた名古屋ペアは、国内での試合でも組み慣れているため序盤から息の合ったプレーを見せる。鈴木がチャンスメイクし、安藤がスマッシュで決めるというコンビプレーも光り、ニッペMのエース格である加藤/李を寄せ付けずに先制点をあげた。

2番:相馬夢乃 0-3 ハン・イン

2番はTリーグでは初めてのカットマン対決が実現した。カットマンの対決ではツッツキで粘り合いになる展開がしばしば見られるが、リオ団体銀の実力者のハンインは巧みに相馬を攻め崩す。

ハンインがツッツキに変化を付けながら、わずかなチャンスを逃さず厳しい攻撃。守りがメインだと思われがちなカットマンの華麗な攻撃に会場からは歓声が上がった。

相馬はハンインの的確な攻撃や変化の大きいカットに対応が遅れ、ポイントに恵まれず、ハンがストレートで勝利しチームに勢いをつけた。

3番:松平志穂 1-3 安藤みなみ

3番手には、ダブルスで勝利を挙げた名古屋の安藤が再びコートに姿を現した。対するは松平志穂(ニッペM)。試合は序盤から安藤が得意の巻き込みサーブから大量リードを奪う展開に。松平も強力な回転を生み出す王子サーブで対抗するも、安藤が表ソフト(一般的に回転の影響を受けにくいラバーの種類)を駆使して的確な対応を見せる。安藤は全日本選手権でベスト8に入った勢いそのままに、この試合も3-1で勝利を収め、チームの連敗ストップを決めた。

4番:加藤美優 3-0 呉穎嵐

3番までの時点で勝点が並ぶことが確定しているニッペMと名古屋であるが、この4番で名古屋の呉が勝てば勝点がプラス1され、名古屋が単独3位に浮上する。お馴染みのハチマキを身に着け、気合十分に挑んだ呉だったが、ニッペMの加藤に阻まれた。

加藤は回転量の多い巻き込みサーブで主導権を握ると、うまくバックハンド対バックハンドの展開に持ち込み、呉の得意なフォアハンドを封じる。加えて、レシーブでも高等テクニックである逆チキータ(ボールの右を擦り、反時計回りの回転をかけ、曲げながら返球するレシーブ)を多用し、呉をストレートで完封した。

1/31 日本ペイントマレッツ 1-3 トップおとめピンポンズ名古屋

加藤 美優/李 皓晴 0-2 ○鈴木 李茄/安藤 みなみ
10-12/6-11

相馬 夢乃 0-3 ○ハン イン
4-11/6-11/3-11

松平 志穂 1-3 ○安藤 みなみ
3-11/11-9/4-11/7-11

○加藤 美優 3-0 呉 穎嵐
11-1/11-4/11-7

文:ラリーズ編集部