日光霧降スケートセンターにて第91回日本学生氷上競技選手権大会が開催された。慶大からは11月に行われた東インカレで出場権を獲得した7名が演技を披露した。女子7,8級クラスには鈴木星佳(総3・慶應湘南藤沢)が出場。ショートでは力を出し切り23位でフリー進出を決め、昨季のインカレでショート落ちした雪辱を果たした。しかしフリーではジャンプが決まらず、得点を伸ばすことはできなかった。


部員からの声援を受け、演技に挑む

1月5日~7日 第91回日本学生氷上競技選手権大会

@日光霧降スケートセンター

クラス選手名学部学年・出身高校SP得点FS得点合計最終順位
女子7,8級鈴木星佳総3・慶應湘南藤沢45.48点68.90点114.38点22位


ダイナミックなステップはこの日も健在だった

鈴木のショートプログラムは『Fiesta Flamenca』。「もう少し力強く演技できるように」とインカレ前に振り付けを一部変えて臨んだ。最後のトリプルトウループでは転倒があったが、ダブルアクセル、続くコンビネーションジャンプを綺麗に決めた。目標として取り組んできたスピードも一段と増し、キレのある振り付けで観客を魅了した。今季はショートで苦しむことが多かったが「ジャンプもうまくはまってくれて、自分の中ではやるべきことはやれた」と納得の出来。23位で、昨季のインカレでは叶わなかったフリー進出を決めた。


フリーはジャンプでのミスが続いた

続くフリー。重厚感のある曲調で演技が始まる。冒頭のダブルアクセルは綺麗に着氷したように見えたが、バランスを崩し転倒してしまう。「転んだ後も特に気持ちの面とかで焦りはなかった」と振り返るが、その後のジャンプもタイミングが合わず、ダブルアクセルやトリプルトウループで転倒が続いてしまう。ステップなどの表現面では「みんなに気持ちが届くように」と一つ一つの要素を丁寧にこなしていったが得点は伸びず。3度目のインカレは悔しい結果となった。

4年生となる来季はいよいよラストイヤー。3年生唯一の7級保持者である鈴木が部を率いていくことになる。「これが今の自分のスケートなんだっていうのをみんなに見せられるように」最後のシーズンに挑んでいく。「生まれてからずっとやってきたようなもの」と語るフィギュアスケート。次のインカレでは、その長きにわたるスケート人生の集大成となるような演技が見られることを願いたい。

(記事:伊藤史織 写真:相川環、高井真衣)

☆から!

以下、選手コメント

鈴木星佳(総3・慶應湘南藤沢)

SP後

――演技を振り返って

今日はもうただ思い切り滑ろうということだけ考えて臨んでそれが実際にうまくできて思い切り滑ることができました。その結果ジャンプもうまくはまってくれたので自分の中ではやるべきことはやれたかなと思っています。

――最後のジャンプでは転倒もありました

ジャンプに関しては、最後はタイミングが早くなってしまって失敗してしまったんですけど、あとはあまり考えずに練習通りと考えて結果おりたので良かったかなと思います。

――東インカレ後は「スピードをつけたい」と言っていましたが今日はどうでしたか

それを意識してやってきて、この間の試合の時よりは多少良くなったかなと思います。でもやっぱり他の選手とかを見てるともう少し恐れずにスピードをつけられたらなと、練習の時からスピードをつける練習をもっともっとしていきたいなと思いました。

――3度目の出場でしたがインカレの雰囲気は

ジャンプは成功して当たり前、他の細かなところまで意識して滑っているのがやはり全国大会だなという雰囲気はありました。

――振り付けが少し変わったように見えました

ちょっと変わりました。

――インカレの前に変えたのでしょうか

そうですね。ジャンプの入り方とかも合わせて変えたくて、自分の中で納得のいく、もう少し力強く演技できるように気持ちよく演技できるように変えました。

――今季ラストの試合でしたが、一年を振り返って

特にショートは試合であまりはまらないことが多くて、今シーズンは思い切り滑りきれずに悔しい思いをしてきたことが多かったです。なので最後の試合は今シーズンの反省を生かして思い切りいこうと思っていました。

――フリーに向けて

明日は何も守るものはなくて、あと試合も引退まで数えるほどなのでショートと変わらず思い切り自分のできることを出し切ろうと思います。

FS後

――演技を振り返って

ジャンプのタイミングが全部ずれてしまって、今まで練習してきた通りのことができなかったのが悔しいです。

――冒頭のダブルアクセルは綺麗に着氷したように見えましたが、転倒となってしまいました

私も思い切りいってはまったと思いました。でも転んだ後も特に気持ちの面とかで焦りはなくて、そのままどんどん進んでいったら途中からなかなかタイミングが合わないぞって思ってしまって、ちょっと狂ってしまった感じです。

――ステップなどの表現面はいかがでしたか

そこだけはちゃんとやろうという気持ちがありました。ジャンプとかは苦しい中でもみんなに気持ちが届くようにと思って。慶應の7級は私だけなので、残ってくれているみんなに伝わるような演技がしたいと思っていて、ステップは常に自分の中でも一番心を込めてできるところだったので、そこだけはと思って意識してやりました。

――演技前にチームメイトやコーチの方とは何かお話をされましたか

去年ショートで落ちてしまってすごく悔しい思いをしたので、今年こそはという気持ちでやっとショートを通過してこの舞台に立てて、あとは思い切りやるだけだってみんなが送り出してくれました。

――来季はラストイヤーとなりますが、どんなプログラムにするかは考えていますか

やりたい曲がたくさんあるんですけど、(ショートとフリー)両方とも変えようと思っています。どちらも今までやってきた集大成の演技が出来るような、みんなに感謝の気持ちが伝えられるようなプログラムにしたいと思っています。

――来季はどんな一年にしたいですか

18年、生まれてからずっとスケートやってきたようなものなので、今までうまくいかないこととかいろんな経験をしてきたんですけど、それを全部含めてこれが今の自分のスケートなんだっていうのをみんなに見せられるようにしたいです。そういうシーズンにするために最初から一個一個の試合をこれが最後と思って全力を尽くしていきたいです。