写真:平野美宇(日本生命レッドエルフ)/提供:Tリーグ
<ノジマTリーグ2018-2019シーズン 1月30日(水) エディオンアリーナ大阪>

30日、ノジマTリーグでともに大阪に本拠地を置く日本生命レッドエルフ(以下日本生命)と日本ペイントマレッツ(以下日ペM)が7度目の対戦。アウェイの日本生命が3-1で勝利し、この対戦カードでの通算成績を6勝1敗とした。首位の木下アビエル神奈川との勝ち点差を3とした。日本生命レッドエルフの村上監督は試合後のインタビューで「次節の仙台での木下(アビエル神奈川)さんとの対戦で勝って首位に立ちたい」とTリーグ初代王者への意気込みを語った。

各マッチの解説は以下の通り。

日本ペイントマレッツvs日本生命レッドエルフ 各マッチの解説

1番:松平 志穂/相馬 夢乃 0-2 常 晨晨/蒋 慧

ダブルス10戦7勝と高勝率を誇る日本生命の常/蒋ペアに対し、意表をついた急造ペアで臨んだ日ペM。松平のしゃがみ込みサーブと、相馬のカットという「変化」が最大の武器の松平/相馬ペアだったが、常と蒋の対応力の高さが際立った。日本生命ペアは、松平と相馬の回転量の多いサーブを丁寧に返球し、相馬のカットを狙い打つという戦術を徹底し、2ゲームとも11-5という圧巻の強さを見せた。

2番:加藤 美優 0-3 早田 ひな


全日本選手権女子シングルスでベスト8の加藤と、ベスト4の早田という日本トップランカー同士の対戦は、各ゲームとも接戦となったが、競った場面で早田の順横回転サーブが効き、早田がストレート勝ち。また、早田が加藤の代名詞とも言える「逆チキータ」でレシーブから先手を取り、得意のパワーある(フォアとバックの)両ハンドドライブに繋げるシーンも多く見られた。加藤も早いラリーや、早田を台から下げてフォアハンドでのカウンターで打ち抜くなど、持ち味を見せたが一歩及ばず。Tリーグ前期MVPの早田はこの勝利でTリーグでのシングルス通算成績を11勝0敗とした。

3番:相馬 夢乃 2-3 平野 美宇

高校生カットマンの相馬が平野を苦しめた。相馬は強烈なサイドスピンのかかったバックサーブから、回転量の変化の大きいカットで粘り、平野から2ゲームを先取した。特にバックで繰り出す回転量の少ないナックルカットが平野のオーバーミスを誘うシーンが多く見られ、また打ちあぐねた平野の繋ぎのボールをを狙いすましてバックスマッシュで打ち抜くシーンも見られた。平野はリードされた焦りからミスを重ねたシーンもあったが、最終的には相馬のカットの変化を見極める。落ち着いてミドルを攻めてチャンスを作り、浮いたボールを深く厳しい両サイドのコースへ強打を決め、ゲームオールの接戦を制した。Tリーグ特別ルールで6-6から始まった第5ゲームでも平野は1本目から高い集中力を見せ、8-6とし、リードを保ってゲームコントロールできたことも勝因となった。この平野の勝ちで日本生命のチームとしての勝利が確定した。

4番:李 皓晴 3-2 森 さくら

世界ランキング34位の李がミスの少ない安定した両ハンド攻撃で森を下した。勝負を分けたのは2ゲーム目。森が勢いよく1ゲーム目を取り、2ゲーム目も森が10-8とリードした場面、李は森のチキータを封じるフォア側へのサーブを選択。この戦術が当たり、エッジボールを含む4本連取でこのゲームを制すと、3ゲーム目も緩急をつけたボールで森のリズムを崩し、ゲームカウント2-1とした。その後も森もガッツあふれる粘り強い戦いを見せたが、李が森の豪打をかわすプレーでゲームオールの接戦を制した。

1/30 日本ペイントマレッツ 1-3 日本生命レッドエルフ

松平 志穂/相馬 夢乃 0-2 ◯常 晨晨/蒋 慧

5-11/5-11
加藤 美優 0-3 ◯早田 ひな

9-11/8-11/9-11
相馬 夢乃 2-3 ◯平野 美宇

11-6/2-11/11-5/6-11/8-11
◯李 皓晴 3-2 森 さくら

7-11/12-10/11-5/11-13/11-9

文:ラリーズ編集部