日本ハムの栗山英樹監督が後半戦の巻き返しへ手応えをつかんだ。■後半戦巻き返しへ手応えつかむ栗山監督「最初の30試合はものすごく意味を持つ」 日本ハムの栗山英樹監督が後半戦の巻き返しへ手応えをつかんだ。 19日のロッテとの後半戦初戦(札幌ドー…

日本ハムの栗山英樹監督が後半戦の巻き返しへ手応えをつかんだ。

■後半戦巻き返しへ手応えつかむ栗山監督「最初の30試合はものすごく意味を持つ」

 日本ハムの栗山英樹監督が後半戦の巻き返しへ手応えをつかんだ。

 19日のロッテとの後半戦初戦(札幌ドーム)では初回無死一塁フルカウントから田中賢のランエンドヒットが決まって無死一、三塁に。続く陽岱鋼の中越え適時二塁打が生まれ、さらに1死一、三塁からは大谷が右前適時打。楽天エース・則本へ足を絡めた速攻で2点先制し、試合を優位に進めた。

「本当にいい形で集中して攻撃してくれた。(則本は)なかなか点の取れない投手。先にいかせてもらったのは良かった。勝つんだという雰囲気になった。連勝が止まって、球宴前の最終戦と今日がすごく大事だと思っていた。地に足をつけてスタート出来る形を作りたかっ た。誰がではなくて、こういう形で勝てて良かったと思います」

 3番・陽岱鋼は7月打率3割4分6厘と好調。初回無死一塁、田中賢の送りバントでチャンスを広げる選択肢もあったが、強行策で流れをつかんだ。

■栗山監督「『100%こうするんだ』というのが見えている」

「60試合しかない。特に最初の30試合はものすごく意味を持つと思って、こちらは動いてやっている。勝負するにあたって自分たちらしさとは何なのか。自分でもすごく考えるし、我々らしい野球をやらないといけないと思ったので。

 特に則本の場合、セカンドに走者を背負った場合はアクセルを踏まれるし、どうしたらいいかを考えたつもり。今日は良かったと思う。ケースによってはバントで送るケースもある。状況判断を間違えないようにやっていきます」

 歴代4位タイの15連勝を飾ったこともあり、7月は10勝1敗とハイペースで勝ち星を重ねている。栗山監督はチーム浮上の手応えを感じ取っている。

「なんとなくやろうとするのではなくて、『100%こうするんだ』というのが見えている。みんなが自分の役割をはっきり理解しながらやっている。野球というのは心のつながりでいい感じになる。こういう野球を続けて欲しい」

 首位・ソフトバンクと5ゲーム差。栗山監督の評する「心のつながり」が首位追撃の力となる。