「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月14~27日/ハードコート)の大会最終日、男子シングルス決勝で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)と対戦。6-3、6-2、6-3のストレー…

「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月14~27日/ハードコート)の大会最終日、男子シングルス決勝で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)と対戦。6-3、6-2、6-3のストレートでジョコビッチが勝利し、3年ぶり史上最多となる7度目の優勝を果たした。これでジョコビッチはグランドスラムの通算タイトルをこれで15個に伸ばし、単独3位となった。試合時間は2時間4分。

第3セットもナダルのサービスゲームからスタート。第1、第2セットを連取したジョコビッチはさらに勢いに乗り、第3ゲームで15-40とチャンスをつかむ。1本はしのがれたが、続くラリーを制してブレークに成功した。またも1ブレークアップとリードしたジョコビッチは、第4ゲームをキープして先行する。

それでも第6ゲームでジョコビッチは、この試合初めてのブレークポイントを握られる。しかしこのピンチも見事にしのぎ、ゲームカウント4-2とリードを保った。

そしてお互いにキープして迎えた第9ゲームで、チャンピオンシップポイントを握ったジョコビッチがこのチャンスでしっかりと決め、6-3で第3セットも取ってストレートでの勝利を決めた。

グランドスラムの通算タイトルをこれで15個としたジョコビッチは、グランドスラムの優勝回数ランキングで単独3位となった。ちなみに1位はロジャー・フェデラー(スイス)の20回、2位はナダルの17回。また、今回の優勝でジョコビッチは、昨年の「ウィンブルドン」、「全米オープン」に続く、グランドスラム3大会連続での制覇となった。

圧倒的な強さを誇ったジョコビッチの前に、今回ナダルは防戦一方となってしまった。会場を訪れた観客も驚きの声をあげた展開で男子シングルスの決勝は幕を閉じた。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」決勝でのジョコビッチ

(Photo by Scott Barbour/Getty Images)