1月26日、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月14~男子27日/女子26日/ハードコート)大会13日目。女子シングルス決勝、混合ダブルス決勝、車いす男子シングルス決勝、車いす女子シングルス決勝、車いす女子ダブルス決勝が行われ…

1月26日、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月14~男子27日/女子26日/ハードコート)大会13日目。女子シングルス決勝、混合ダブルス決勝、車いす男子シングルス決勝、車いす女子シングルス決勝、車いす女子ダブルス決勝が行われた。

女子シングルス決勝、第4シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が第8シードのペトラ・クビトバ(チェコ)と対戦。大坂が7-6(2)、5-7、6-4とフルセットの末勝利し、日本人初の「全豪オープン」シングルス優勝を果たした。

第1セットを先取した大坂。第2セット、ゲームカウント5-3で迎えたクビトバのサービスゲームでチャンピオンシップポイントを握るが凌がれ、決着は第3セットへ。大坂は第3ゲームで先にブレークすると、リードを保ち勝利を収めた。

この勝利の結果、大坂は1月28日付けの世界ランキングで、日本人で初めてシングルス1位に輝くことが決まった。

セレモニーでは「スピーチは苦手なんです。無事にできるといいんですけど」と話し始めた大坂。まず、対戦相手クビトバの健闘を称え、ファンと観客、そしてチームに感謝を伝えた。最後に「さっきメモを作ったんですが、何を言うかもう忘れちゃいました。本当にみなさんありがとうございます。とても光栄です。決勝でプレーできて良かったです」と喜びを語った。

2018年「全米オープン」で優勝し、様々なプレッシャーがかかる中、グランドスラム2大会連続優勝を成し遂げた大坂。その素晴らしい戦いぶりに心から拍手を送りたい。

車いす女子シングルス決勝では、第2シードの上地結衣(日本/エイベックス)が第1シードのディーダ・デ グロート(オランダ)に、0-6、2-6で敗れ準優勝となった。

「全豪オープン」シングルスでは2017年に優勝を果たした上地。2018年決勝と同じく、今大会もデ グロートに敗れ、残念ながら2年ぶりの優勝とはならなかった。

◇   ◇   ◇

【1月26日 主な試合結果】

◆女子シングルス

決勝

〇[4]大坂なおみ(日本/日清食品)7-6(2)、5-7、6-4 ●[8]ペトラ・クビトバ(チェコ)

◆混合ダブルス

決勝

〇[3]バーボラ・クレイチコバ(チェコ)/ラジーブ・ラム(アメリカ)7-6(3)、6-1 ●[WC]アストラ・シャルマ(オーストラリア)/ジョン パトリック・スミス(オーストラリア)

◆車いす男子シングルス

決勝

〇[2]グスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)7-5、6-3 ●ステファン・オルソン(スウェーデン)

◆車いす女子シングルス

決勝

〇[1]ディーダ・デ グロート(オランダ)6-0、6-2 ●[2]上地結衣(日本/エイベックス)

◆車いす女子ダブルス

決勝

〇[1]ディーダ・デ グロート(オランダ)/アニーク・ファンクォト(オランダ)5-7、7-6(4)、10-8 ●[2]マジョレーン・バイス(オランダ)/サビーネ・エラルブロック(ドイツ)

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」セレモニーでの大坂なおみ

(Photo by Scott Barbour/Getty Images)