「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月14~26日/ハードコート)の大会13日目、女子シングルス決勝で第4シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が第8シードのペトラ・クビトバ(チェコ)を7-6(2)、5-7、6-4で破り、「全豪オ…

「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月14~26日/ハードコート)の大会13日目、女子シングルス決勝で第4シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が第8シードのペトラ・クビトバ(チェコ)を7-6(2)、5-7、6-4で破り、「全豪オープン」初優勝を飾った。また1月28日付けの世界ランキングで、日本人で初めてシングルス1位に輝くことも決まった大坂がセレモニーでスピーチを行った。

勝利を決めた瞬間、大坂はその場にしゃがみ込み、思わず溢れる涙をこらえたが、ベンチに戻ると再び座り込んでその偉業を噛みしめていた。

その後、笑顔でセレモニーに登壇。「こんばんは。スピーチは苦手なんです。無事にできるといいんですけど」と話し始めた。

続けて「ペトラ、本当におめでとう。いつも1回は試合をしてみたいと思っていた選手です。初めての対戦がこの決勝で、こんな結果になって少し申し訳ない気持ちもありますが、本当に良い試合ができました。ありがとうございました」と対戦相手クビトバの健闘を称えた。

そして「ファンのみなさん、会場に来てくれてありがとうございます。ここはいつも暑いですものね。とっても暑い中でも応援に来てくれて、感謝しています」とファンと観客に感謝を述べた。

また「みんながいなければここまで頑張れませんでした。本当に私を支えてくれた素晴らしいチームです。ありがとう」とチームに感謝を伝えた。

最後に「さっきメモを作ったんですが、何を言うかもう忘れちゃいました。本当にみなさんありがとうございます。とても光栄です。決勝戦でプレーできて良かったです」と締めくくった。

「全豪オープン」初優勝を飾った大坂は、1月28日付けの世界ランキングで日本人で初めてシングルス1位に輝くことも決まった。今度は追われる立場となった大坂。今後の活躍にも期待したい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」セレモニーでの大坂なおみ

(Photo by Cameron Spencer/Getty Images)