「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月14~27日/ハードコート)の大会12日目、男子シングルス準決勝で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第28シードのルカ・プイユ(フランス)と対戦。6-0、6-2、6-2のストレー…

「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月14~27日/ハードコート)の大会12日目、男子シングルス準決勝で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第28シードのルカ・プイユ(フランス)と対戦。6-0、6-2、6-2のストレートでジョコビッチが勝利し、3年ぶり7回目の決勝進出を果たした。試合時間は1時間23分。決勝では第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)と対戦する。

ジョコビッチとプイユは意外にも今回が初対戦。練習では何度も相手をしたことがあるそうだが、世界ランキング1位のジョコビッチがプイユを寄せ付けず、その強さを見せつけた。

第1セット、いきなり第2ゲームでブレークしたジョコビッチはその後も全く勢いを止めることなく6ゲームを連取し、わずか23分で第1セットを先取した。

第2セットの序盤はお互いにキープとなったが、第4ゲームでプイユのダブルフォルトによってジョコビッチが1ブレークアップとした。そして第8ゲームでもプイユのサービスゲームを破り、6-2で第2セットを連取する。

そして第3セットでも第4ゲーム、第8ゲームをブレークし、6-2で第3セットも奪って勝利を決めた。

ジョコビッチはプイユに1本もブレークポイントを握らせることなく、アンフォーストエラーも5本だけという隙のない圧巻のプレーを見せ、決勝へと駒を進めた。

試合を振り返ってジョコビッチは「確かに私にとって最高の試合の1つと数えて良いと思います。全てが上手くいき、想定した通り、またはそれ以上でした」とオンコートインタビューで語った。

決勝の相手であるナダルとの過去の対戦成績は、ジョコビッチの27勝25敗とほぼ互角だが、アウトドアハードコートでは、ナダルに対して現在5連勝中。さらにジョコビッチは「全豪オープン」の決勝の舞台では、負けたことがない。

ジョコビッチの3年ぶり7度目の優勝か、それともナダルの10年ぶり2度目の優勝か、世界ランキング1位と2位の頂上決戦は、1月27日の17時30分以降開始予定。

テニスデイリーでは、サイト上で試合速報とハイライト動画の配信を無料で行う予定だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」準決勝でのジョコビッチ

(Photo by Michael Dodge/Getty Images)