6月18日、関西学院大学総合体育館に於いて行われた第32回総合関関戦。女子は全員バスケットで88ー66で快勝。男子は一進一退の攻防で延長戦まで縺れ込む接戦。ラスト1秒でまさかの逆転負けを喫し、成績は引き分けとなった。【女子】今試合、主将・…

 6月18日、関西学院大学総合体育館に於いて行われた第32回総合関関戦。女子は全員バスケットで88ー66で快勝。男子は一進一退の攻防で延長戦まで縺れ込む接戦。ラスト1秒でまさかの逆転負けを喫し、成績は引き分けとなった。
【女子】
今試合、主将・公文(社4)が不在であった。主将がいないという不安もある。しかし4年生がしっかりとチームを引っ張り、公文の穴を埋めようと、ミーティングを重ねた。そして会場に観客の声援が響き渡る中、試合は始まった。
 開始早々、C福田(社3)が得点を決め、勢いづく。4年生がゲームコントロールし、チャンスを作り出す。それに下級生は応え、確実に点を重ねた。さらに関大の速いパス回しにも、関学のディフェンスはしっかり対応。51―29と22点差をつけ前半を終えた。
 後半、関学のリズムは止まらない。C横田(人2)のゴール下での積極的な攻め。F改發(文4)の確実なスリーポイント。5人全員が自分の役目を果たす関学の強さが、ゲームを支配した。そして残り1秒。F河(社4)が気合いのシュートを決め試合終了。「全員バスケット」。彼女たちが言い続けている言葉がまさに現れた試合であった。
 昨年は2点差で悔しい敗北を喫した関学。あれから1年。厳しい練習を重ね、前進し続けた彼女たちは、88―66と大差をつけ勝利。バスケットボール部の勝利を男子に託した。
試合後のコメント
副将・改發(文4)「主将が居なくても、みんながいい所を出すことが出来たら勝てると思っていた。まだまだ課題はあるので、前進していきたいです」
【男子】
 女子に続けと大声援とともに始まった今試合。関学は関大の力強いプレーに押され、苦しい展開に持ち込まれる。選手は必死に声を掛け合い、立て直しを図った。そしてSF橋本(経3)の力強いドライブ、SG稲垣(法3)のスリーポイントがさえ出し、逆転する。その後、C宇部(商3)の連続得点を皮切りにペースをつかんだ関学。しかし、関大も一歩も引かず33―29で前半を終了した。
 後半は、PG川嶋(経1)の広い視野を生かし、速攻や裏を狙ったプレーを展開。だが、疲れからか関学にミスが目立ち始める。主将・石橋(社4)が声を掛けチームを鼓舞するもパスミスが重なり、関大の追撃に遭う。試合終了直前に61―61の同点に追いつかれ、延長戦に突入した。
延長戦5分で勝負が決まる。一進一退の攻防が続き、関学は終了1分前に2点勝ち越す。しかし「勝てる」という油断からか守りが甘くなる。関学は試合終了のブザーとともに関大にスリーポイントを決められ72―71でまさかの逆転負け。終了直前に勝ち星を取り逃し、バスケットボール部の成績は引き分けとなった。