6月20日、関西学院大学第3フィールド野球場に於いて行われた第32回総合関関戦。関学は初回に2点を先制される。だが、上位打線を中心に反撃し5対4で勝利した。 初回、先発・川瀬(社3)は関大打線に攻められた。3番打者からレフトの頭上を越える…

 6月20日、関西学院大学第3フィールド野球場に於いて行われた第32回総合関関戦。関学は初回に2点を先制される。だが、上位打線を中心に反撃し5対4で勝利した。
 初回、先発・川瀬(社3)は関大打線に攻められた。3番打者からレフトの頭上を越える2ランホームランを浴びてしまう。2点を先制された関学だったが、その後は冷静な守りで切り抜けた。その裏の関学は、1番・原田大(商3)がヒットで出塁する。続く樽井(商3)もランナーを進め、流れを関大から引き寄せた関学は内野ゴロで1点を返した。
 そして3回に関学はこの日一番の勢いを見せる。原田大が出塁すると、2、3番がつなぎ、4番・原本(経3)のライト前タイムリーヒットで同点に追いつく。また1死一、三塁で5番・原田将(経2)がスクイズを決め、逆転した。
 5回からはルーキー・田中(経1)がマウンドに上がる。堂々としたピッチングを披露し、関大打線を2イニング無失点に抑えた。7回表、ピッチャーは吉山(総1)に交代する。序盤好投を見せた吉山だが、同点となる追加点を許してしまう。
 しかし、関学はここで終わらなかった。8回、富田がライト前ヒットで出塁すると、盗塁を決める。原田将がヒットでつなぐと、ランナー一、三塁のチャンスに三塁走者が飛び出し、ピンチが訪れたかに思われたが、関大の捕手と三塁手の息がうまく合わず暴投する。走者はこれを逃さずホームイン。さらに6番・小森(経2)がレフト前ヒットを放ち、関学はこの回2点を追加し、勝ち越した。
 9回、関大に1点の追加点を許してしまうが、見事に逃げ切った。関学は、新チームで接戦を制し、意義のある白星を挙げた。