硬式野球部関関戦がいよいよ迫った。聖地・甲子園球場での開催。それ自体は春季リーグのひと対戦カードに過ぎないし、毎年行われていることである。しかし今年はひと味違う。 『K.G.Big Challenge』ー。体育会本部が動いたのだ。今回は第…

 硬式野球部関関戦がいよいよ迫った。聖地・甲子園球場での開催。それ自体は春季リーグのひと対戦カードに過ぎないし、毎年行われていることである。しかし今年はひと味違う。
 『K.G.Big Challenge』ー。体育会本部が動いたのだ。今回は第一回として応援バスの運行や来場キャンペーンなどを実施。「どこまで盛り上げられるか」を念頭に置き、考動を起こした。かつてないその新たなる〝挑戦〟の真意を井上俊平体育会学生本部長(文4)に聞いた。
ーこの度の『K.G.Big Challenge』を実行するに至った経緯とは。 井上)体育会学生本部として、そして本部長として関学を盛り上げたかった。もっと盛り上げたい、そこにつきる。
ー第一回として硬式野球部を選ばれた理由は。 井上)今年こそは神宮にいってほしいという願いがあった。その過程で、本部ができることがあるならばやってやろう、と。
ー今企画の狙いの一つとして、ターゲットを一般学生を含めた学生とされていますが、彼らに伝えたいことはありますか。 井上)是非、試合会場へ。そこで母校が勝つ喜びというものを知ってほしい。関学を感じてほしい。
ー今後の展開としてはどのような構想がありますか。 井上)まずは球技からかな。サッカー部とかで。球技が盛り上がらないと、やっぱり。そのなかで面白そうな試合や集客試合を取り上げて『K.G.Big Challenge』をしていきたいなと思う。やがては、関学発で格闘技ブームを起こせるようになっても面白いんじゃないかな。
 思い起こせば昨年の総合関関戦の実行委員長を務めていたのが、当時本部3年生の井上だった。残念ながら中止となってしまったが、本戦にいたるまでの彼のプロモーション活動には目を見張るものがあった。その時は悔しくも叶わなかった「体育会を盛り上げる」という思い。それを行動に移す機会が、本部長となった彼に再び巡ってきた。本部長が主導となって動き始めた〝Big Challenge=挑戦〟。関学体育会史に新たな1ページが刻まれる。
【プロフィル】井上俊平(いのうえ・しゅんぺい)。ラグビー部所属。体育会本部長として「考動〜Think Before Action〜」を2008年度体育会スローガンに掲げる。
特設ページ▶『K.G.Big Challenge』

取材:5月1日/編集部室にて