前半戦終盤に歴代4位タイの15連勝を記録したが、首位・ソフトバンクとは6ゲーム差ある。栗山英樹監督は「対ホークスは意識してやらないといけない。残り60試合しかない。目いっぱい最初からいく」と意気込みを語った。■後半戦へ逆転V見据える栗山監督…

前半戦終盤に歴代4位タイの15連勝を記録したが、首位・ソフトバンクとは6ゲーム差ある。栗山英樹監督は「対ホークスは意識してやらないといけない。残り60試合しかない。目いっぱい最初からいく」と意気込みを語った。

■後半戦へ逆転V見据える栗山監督「目いっぱい最初からいく」

 プロ野球は19日から各地で後半戦がスタート。パ・リーグ2位の日本ハムは本拠地・札幌ドームで楽天と対戦する。

 前半戦終盤に歴代4位タイの15連勝を記録したが、首位・ソフトバンクとは6ゲーム差ある。栗山英樹監督は「対ホークスは意識してやらないといけない。残り60試合しかない。目いっぱい最初からいく」と意気込みを語った。

 後半戦のキーマンは大谷翔平投手だ。パ・リーグ先発投手部門のファン投票で選出されたオールスターでは今月10日のロッテ戦(札幌ドーム)で右手中指のマメをつぶした影響で登板しなかったが、打者として出場。16日の第2戦(横浜)では球宴初アーチを含む3安打2打点と活躍。オールスターMVPに輝いた。

 15日の第1戦(ヤフオクドーム)で行われたホームランダービーではヤクルト・山田哲人、ソフトバンク・柳田悠岐を破って初優勝。強打者としての実力を存分に発揮したが、投手では後半戦は不透明なままだ。オールスター終了後に、大谷の復帰登板日について報道陣から問われた栗山監督は現状で“白紙”を強調した。

■栗山監督「いくつかのパターンを考えている」

「ゆっくり考えます。状況が分からないから。オールスターはバタバタしていて、『指を見せろ』という時間もなかったから。(復帰登板日は)いくつかのパターンを考えている。(野手の起用法は)当然、登板から逆算して考える」

 右手中指を負傷後、大谷はオールスター第2戦までキャッチボールをしていないという。前半戦中盤から翌日が完全休養日となる日曜日で固定。5月29日の楽天戦(コボスタ宮城)からはリアル二刀流として起用された。

「休みのことを考えるといいけど、(8月の)6連戦になったら、そんなことも言ってられないかもしれない。この状況だと。翔平の状態を見て考えます」

 早ければ、18日の楽天戦前の練習中に剛腕の患部の状態を確認。復帰登板への道筋を定めていくという。

  ソフトバンクとの直接対決は残り11試合。18日の楽天戦では「5番・DH」でスタメン出場する大谷を投手として今後どのように復帰させるかも、ホークス追撃の鍵を握っている。