「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月14~27日/ハードコート)男子シングルス準々決勝で残念ながら途中棄権となった錦織圭(日本/日清食品)。世界1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)との18度目の対戦であったが、今大会ここまで激…

「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月14~27日/ハードコート)男子シングルス準々決勝で残念ながら途中棄権となった錦織圭(日本/日清食品)。世界1位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)との18度目の対戦であったが、今大会ここまで激闘続きの影響は大きく、本来のプレーを出し切ることはできなかった。

錦織は試合後の記者会見で、怪我について聞かれると「試合前は大丈夫でした。もちろんフレッシュな状態ではなかったですが、いけるだろうと思っていました」と話した。

しかし今大会、錦織は準々決勝までに計3試合フルセットマッチを勝ち上がり、2日前には5時間5分という今大会最長試合を戦ってきた。やはりそのダメージはあったようだ。

「3ゲーム目か4ゲーム目かにサービスを打った後、少し右足に重さを感じました。そこから膝が曲げられなくなり、跳び上がることができなくなりました。それで試合を止めることにしました」「きっとこれまでの試合、特に4回戦の影響だと思います」

また悔しさを滲ませつつ「とても残念です。今週いい試合ができていたので」「このような負け方はつらいですが、前を向くようにしようと思います」と話した。

準々決勝は残念な結果となったが、今大会素晴らしい逆転劇や決して諦めない強さを何度も見せてくれた錦織。そのプレーとメンタルに心から拍手をおくりたい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」準々決勝での錦織圭

(Photo by Julian Finney/Getty Images)