「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月14~27日/ハードコート)の大会10日目、男子シングルス準々決勝で第8シードの錦織圭(日本/日清食品)が第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦し、1-6、1-4としたところで錦…

「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月14~27日/ハードコート)の大会10日目、男子シングルス準々決勝で第8シードの錦織圭(日本/日清食品)が第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦し、1-6、1-4としたところで錦織が途中棄権した。その試合後にジョコビッチのオンコートインタビューが行われ、錦織に対する言葉や次戦に関することを語った。

錦織は試合開始直後から動きが悪く、第1セット終了後にメディカルタイムアウトを取り、右太ももを治療していた。それでもフットワークは戻らず、ボールを追うことも力強いショットを打つこともできなかった。

試合を振り返ってジョコビッチは「ケイと一緒に思い切り試合がしたかったですね」と語った。そして「彼とは以前ここで対戦した経験もあります。しっかりとリカバリーしてほしいですね。深刻な怪我じゃないことを願います」と錦織をいたわる言葉を贈った。そして観客に向かって「フルマッチをお見せできなくて申し訳ないです」と語った。

錦織は2日前に5時間5分の今大会最長試合を戦っていたが、ジョコビッチもダニール・メドベージェフ(ロシア)と3時間15分を戦い抜いていた。そのことについては「2日前の試合の後、ドクターにあまりコートに立つなと言われ、その指示を守りました」と語った。

ジョコビッチは準決勝でルカ・プイユ(フランス)と対戦する。プイユはミロシュ・ラオニッチ(カナダ)を破っての勝ち上がりで、ジョコビッチとは初対戦となる。

その次戦については「厳しい戦いになると予想しています。彼にとっては初めてのグランドスラム準決勝だと聞いています。ですが、彼は数年前にニューヨークでラファエル・ナダル(スペイン)に勝っています。大きなトーナメントで実力を出せる選手だと思うので、注意しなければいけませんね」と警戒した。

ジョコビッチとプイユの初対戦となる準決勝は25日の金曜日に行われる予定だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」準々決勝でのジョコビッチ(右)と錦織圭

(Photo by Michael Dodge/Getty Images)