新体制、最初の一歩となった。東京六大学における、新チームでの初の大会。明大は2位の早大と30点差以上をつけ、男子総合優勝を果たした。◆1・20 第26回東京六大学冬季対抗戦(横浜サブプール)▼男子 明大――1位  女子 明大――5位 不安…

 新体制、最初の一歩となった。東京六大学における、新チームでの初の大会。明大は2位の早大と30点差以上をつけ、男子総合優勝を果たした。

◆1・20 第26回東京六大学冬季対抗戦(横浜サブプール)
▼男子 明大――1位 
 女子 明大――5位


 不安は払拭された。活躍を見せたのがチームの先頭に立つ3年生。新主将の重見和秀(政経3=明大中野)を初めとする3年生の多くが自己ベストを記録。明大の点数獲得に大きく貢献した。松元克央(政経4=千葉商科大付)ら主力であった4年生が抜けるも、未だ学生王者としての実力は健在だ。

 また、今大会7種目に出場した吉田冬優(政経3=淑徳巣鴨)など計8名が、4月に開催される日本選手権の切符を手にするなど、順調な滑り出し。「(チームとしても)盛り上がることができたので、良い試合になった」(重見)。

 目標は対抗戦完全制覇。残る春季六大学対抗戦、法明立定期戦の優勝。そして、インカレ5連覇。決して簡単な目標ではないが、チーム全員で明大の新たな歴史を築いていく。

 [岩田純]

レース後のコメント
重見
――主将として意識していることはなんですか。

 「視野を広くしてチーム全体を見るようにしています。誰かが困っていたら助けるとか。不慣れですけど意識してやっています」

吉田
――今大会の手ごたえはいかがですか。

 「今大会は7レースをやり切ることを目標にしていました。最後1500メートルで失速してしまいましたが、タフなレースというのを耐えることができました」

――日本選手権に向けてはどうですか。
 「この結果で僕の人生も大きく変わってくると思うので、何秒出すとかではなく、一本一本集中して、その結果、タイムが出たというイメージで泳ぎたいと思います」


佐野秀匡監督
――これからについて一言お願いします。

 「対抗戦全て優勝して、最後のインカレで5連覇というのがチームの最大目標だと思うので、無理かもしれないけど可能性が1%でもあれば一人一人が努力してやっていけと言っているので、春の六大学で優勝して夏のシーズンで頑張ってほしいです」