「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月14~27日/ハードコート)の大会8日目、男子シングルス4回戦で第8シードの錦織圭(日本/日清食品)が、第23シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)を6(8)-7、4-6、7-6(4…

「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月14~27日/ハードコート)の大会8日目、男子シングルス4回戦で第8シードの錦織圭(日本/日清食品)が、第23シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)を6(8)-7、4-6、7-6(4)、6-4、7-6(10-8)のフルセットで破って自身4度目となるベスト8進出を果たした。その錦織が試合後のインタビューに答えた。

試合を終えた感想を聞かれた錦織は「素直に嬉しいです。ちょっと今は疲れの方が先行していてあまり考えられないですが、タフな試合を勝てて良かったです」とわずかに笑顔を見せながら語った。

10ポイントタイブレークで勝利を決めたことについては「5-8のときはやばいなと思っていました。サーブこそ入ってくれればチャンスはあるかなと思っていましたが、それでも7-8でレシーブでしたし。最後の数ポイントは本当に集中してプレーできたと思います」と語った。

また、2セットダウンからどのようにプレーを変えたのかという質問には「第1セットは取れるチャンスはありましたが、第2セットでは彼の良いテニスがすごく出てるなと感じていました。それで戦術というか自分のプレーを変えて、もう少し深く攻めるボールを増やしていったのが良かったのかなと思います」と答えた。

4試合のうち3試合がフルセットとなった錦織。その錦織を支えているものは何かという質問には「無心でやっているだけなので。2セットダウンしてもなるべく諦めず最後までプレーすることは心がけています」と答えた。

次戦の相手は現在対戦中のノバク・ジョコビッチ(セルビア)とダニール・メドベージェフ(ロシア)の勝者。どちらにしても強敵だが、次戦については「とりあえずリカバリーして。それが先決なので。プレーは良いので、身体を戻して次に臨みたいと思います」と語った。

また、この試合は5時間5分という大会最長のものとなった。そのことについて錦織はオンコートインタビューで「もちろん楽ではありません。特に今日はこの大会で一番タフな試合でした」「ファンのみなさん応援ありがとうございます。僕も大変ですが、5時間座っているのは大変だったと思います。また応援よろしくお願いします」と笑顔で答えていた。

5時間を越えるタフな試合を勝利した錦織はもちろん、満身創痍で戦い抜いたカレーニョ ブスタ、両者の健闘を称えたい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」4回戦での錦織圭

(Photo by Mark Kolbe/Getty Images)