21歳で世界4位につけるアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は、コーチのイワン・レンドル(アメリカ)とともに悲願のグランドスラム優勝を狙っている。ズベレフは若手の中でもNo.1候補と言われ、2018年の「Nitto ATPファイナルズ」では優…

21歳で世界4位につけるアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)は、コーチのイワン・レンドル(アメリカ)とともに悲願のグランドスラム優勝を狙っている。

ズベレフは若手の中でもNo.1候補と言われ、2018年の「Nitto ATPファイナルズ」では優勝するなどの結果も残してきた。一方で、グランドスラムでの最高成績はベスト8が一回のみ(2018年「全仏オープン」)と、ランキングを考えると期待に応えきれていない。

ズベレフはさらなる飛躍を目指し「全米オープン」前からレンドルをコーチに招聘しており、出場中の「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月14~27日/ハードコート)でのパフォーマンスに注目が集まっている。

またズベレフは、昨年の「全米オープン」の結果(3回戦)について「彼の言うところでは過程の一つだ。グランドスラムでうまくプレーするための過程だということだ」とレンドルとのやり取りを明かしており、ATP(男子プロテニス協会)公式サイトが伝えている。

レンドルは昨年の「全米オープン」でズベレフの活躍を望んだ一方で、今年により期待していると説いたという。

またズベレフは「グランドスラムで苦戦しているとは思わない。いくつかの不運には見舞われてきたが。『全仏オープン』ではいいプレーが出来て、その後怪我をしてしまった」とコメント。

さらに、「他のグランドスラムについては、『全豪オープン』では素晴らしい選手のチョン・ヒョン(韓国)と戦って、5セットマッチで負けてしまった。『ウィンブルドン』では全仏での怪我のせいでプレーする準備ができていなかった。『全米オープン』の試合は良くなかった。こういうことは起こるものなんだ。大丈夫だよ」と振り返っており、今後の活躍に期待してもよさそうだ。

世界ランキングでは最上位に迫っているズベレフが、今回のグランドスラムでどこまで勝ち上がれるか、大きな見どころの一つになる。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」2回戦でのズベレフ

(Photo by Julian Finney/Getty Images)