*写真:早田ひな(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部<天皇杯・皇后杯 平成30年度全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部)丸善インテックアリーナ大阪>18日、全日本選手権大会の女子シングルス6回戦(ベスト8決定戦)で、早田ひなが世界ランク3…

*写真:早田ひな(日本生命)/撮影:ラリーズ編集部

<天皇杯・皇后杯 平成30年度全日本卓球選手権大会(一般・ジュニアの部)丸善インテックアリーナ大阪>

18日、全日本選手権大会の女子シングルス6回戦(ベスト8決定戦)で、早田ひなが世界ランク3位の石川佳純にゲームカウント4-1で勝利する金星をあげた。会場のインテックアリーナ大阪では早田の勝利の瞬間、どよめきが起きた。早田と石川は昨年も同じラウンドで対決しており、その際は石川が4−1で勝利していたため、早田にとっては1年越しのリベンジとなった。

早田は序盤、得意の回転量の多いサイドスピンサーブを封印し、横回転をかけない真下回転系の低く短いサーブを多用する。コースも台の中央付近から石川のミドルに集め、石川がチキータしてきたボールを狙って攻撃を仕掛けた。早田のバックハンドは以前より格段に威力が増しており、石川が得意とするバック対バックの差し合いでも、この試合では早田が押していた。石川が試合後に「バックハンドの威力が上がっているし、コースも分からなかった。思い切って振ってきていたのでボールも伸びてきた」と称賛していたほどだ。

石川も劣勢から3ゲーム目をデュースで奪う粘りも見せるも、早田の勢いが勝った。石川は「勢いのある若手選手に対して弱気になり、自分から攻めるパターンを作り出せなかった。今後はワールドツアーに向けて準備していきたい」と前向きなコメントで締めた。

早田は19日に行われる準々決勝で世界ランク15位の芝田紗季(ミキハウス)と対戦する。

全日本卓球2019 女子シングルス6回戦




写真:石川佳純(全農)/撮影:ラリーズ編集部

早田 ひな(日本生命) 4-1 石川 佳純(全農)
11-7/11-6/11-13/11-8/11-5

文:ラリーズ編集部