世界ランキング1位で、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月14~26日/ハードコート)でも第1シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)は、今回のグランドスラムで「プレッシャーを感じていない」という。接戦になりながらも1、2回戦を突…

世界ランキング1位で、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月14~26日/ハードコート)でも第1シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)は、今回のグランドスラムで「プレッシャーを感じていない」という。接戦になりながらも1、2回戦を突破し、今後に向け気負いはない様子だ。

ハレプは今大会、1回戦ではカイア・カネピ(エストニア)を6(2)-7、6-4、6-2で、2回戦でソフィア・ケニン(アメリカ)を6-3、6(5)-7、6-4で破って、勝ち上がっている。

また同選手は昨年、「全仏オープン」で自身初となるグランドスラムのタイトルを獲得したほか、世界1位の座も堅固に守っている一方で、怪我に見舞われるなどアップダウンのある1年を過ごした。

そのハレプは、昨年に初のグランドスラム優勝を遂げたことについて、「ずっと夢見ていたことだ。今ではその夢が実現した。トーナメントで優勝したいというプレッシャーはもうない」と話していると、Tennis Worldが伝えている。

また、その後のことはすべてボーナスで、トーナメントに立ち向かうのも、旅をするのも、楽に感じられるという。「2014年に優勝できていれば、プレッシャーが減って、人生が違っていただろう。でも不満はありません。待つ時間が長ければ長いほど、成功はそれだけ甘く感じられる」と振り返って見せた。

さらに「強い相手と対戦する時も、その日だけのことだ。それ以外にはなく、結果とか、トーナメントの結果に気を取られることはない」とハレプ自身が話すように、気負いはない。

ハレプは続く3回戦でビーナス・ウイリアムズ (アメリカ)との試合に臨む予定で、シード選手らが順当に勝ち進めば準決勝で第4シードの大坂なおみ(日本/日清食品)と対戦する見通しだ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」2回戦でのシモナ・ハレプ

(Photo by Fred Lee/Getty Images)