7人制ラグビーの高校日本一を決める「アシックスカップ2016」は、競技2日目の17日に東京・江東区夢の島競技場などで決勝トーナメントの1、2回戦がおこなわれ、予選リーグを1位通過したチームによるカップトーナメントでは、伏見工業・京都工学院…

 7人制ラグビーの高校日本一を決める「アシックスカップ2016」は、競技2日目の17日に東京・江東区夢の島競技場などで決勝トーナメントの1、2回戦がおこなわれ、予選リーグを1位通過したチームによるカップトーナメントでは、伏見工業・京都工学院、長崎北陽台、札幌山の手、東福岡がベスト4に入った。

 過去2大会はいずれもベスト8だった札幌山の手は、松山聖陵に38-5で快勝したあと、御所実業との2回戦は終盤に井上翼のトライとコンバージョン成功で14-12と逆転勝ちし、初の4強入りとなった。
「分析した通りだったので、あとはそこでタックルできるか。攻撃も方向性はありましたが、あとは判断勝負。狙っていたベスト4に入れたのは、普段通りできたから」と札幌山の手の佐藤幹夫監督。

 初出場の伏見工業・京都工学院は、予選リーグで前年度王者の東海大仰星を下した佐賀工業との1回戦を38-14で制し、2回戦では日本航空石川に27-5で勝利。
 3年連続3回目出場の長崎北陽台は、1回戦で國學院久我山に21-17で競り勝ち、2回戦では國學院栃木に19-17と逆転勝ちして初のカップ準決勝進出となった。
 そして、今春の全国高校選抜大会(15人制)を制して2つ目のビッグタイトルを狙う東福岡は、1回戦で報徳学園に22-0、2回戦では尾道を33-0で退け、ノックアウトステージを勝ち進んでいる。

 18日に江東区夢の島競技場でおこなわれるカップ準決勝の組み合わせは、伏見工業・京都工学院×長崎北陽台、札幌山の手×東福岡となった。

■カップトーナメント(予選リーグ1位チーム参加)
▽1回戦
・伏見工業・京都工学院(京都) 38-14 佐賀工(佐賀)
・日本航空石川(石川) 21-21 石見智翠館(島根) ※ 抽選で日本航空石川が2回戦進出
・國學院栃木(栃木) 24-12 西陵(愛知)
・長崎北陽台(長崎) 21-17 國學院久我山(東京)
・御所実業(奈良) 38-19 秋田中央(秋田)
・札幌山の手(北海道) 38-5 松山聖陵(愛媛)
・尾道(広島) 12-0 流経大柏(千葉)
・東福岡(福岡) 22-0 報徳学園(兵庫)

▽2回戦
・伏見工業・京都工学院 27-5 日本航空石川
・長崎北陽台 19-17 國學院栃木
・札幌山の手 14-12 御所実業
・東福岡 33-0 尾道

■プレートトーナメント(予選リーグ2位チーム参加)
▽1回戦
・東海大仰星(大阪) 19-0 日川(山梨)
・近大和歌山(和歌山) 22-5 磐城(福島)
・茗溪学園(茨城) 38-0 山口(山口)
・桐蔭学園(神奈川) 42-0 土佐塾(高知)
・大分東明(大分) 36-10 つるぎ(徳島)
・高鍋(宮崎) 26-5 黒沢尻工業(岩手)
・光泉(滋賀) 19-12 新発田(新潟)
・慶應志木(埼玉) 36-0 高崎(群馬)

▽2回戦
・東海大仰星 27-5 近大和歌山
・桐蔭学園 19-7 茗溪学園
・高鍋 17-10 大分東明
・光泉 40-7 慶應志木

■ボウルトーナメント(予選リーグ3位チーム参加)
▽1回戦
・仙台育英(宮城) 31-12 九州学院(熊本)
・青森北(青森) 29-0 倉敷工業(岡山)
・鹿児島実業(鹿児島) 34-7 東海大翔洋(静岡)
・朝明(三重) 33-7 若狭(福井)
・山形中央(山形) 5-5 倉吉東(鳥取) ※ 抽選で山形中央が2回戦進出
・常翔学園(大阪) 52-0 高岡第一(富山)
・名護(沖縄) 26-19 岐阜工業(岐阜)
・飯田(長野) 17-5 高松北(香川)

▽2回戦
・仙台育英 28-12 青森北
・鹿児島実業 17-0 朝明
・常翔学園 42-7 山形中央
・名護 17-0 飯田