「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月14~27日/ハードコート)の大会2日目、男子シングルス1回戦。錦織圭(日本/日清食品)が世界176位のカミル・マイクシャク(ポーランド)に3-6、6(6)-7、6-0、6-2、3-0と追い…

「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン/1月14~27日/ハードコート)の大会2日目、男子シングルス1回戦。錦織圭(日本/日清食品)が世界176位のカミル・マイクシャク(ポーランド)に3-6、6(6)-7、6-0、6-2、3-0と追い詰められながらも、相手の途中棄権により2回戦進出を果たした。その錦織が試合後のインタビューに答えた。

序盤で2セットダウンとされるも、相手の棄権により苦い初戦突破となった錦織は、インタビュー中も終始笑顔が見られなかった。

試合に対して錦織は「入り方は良かったですが、相手のプレーがすごく良かったです。自分ももう少しサーブやショットの精度などできたところはありましたが、1セット目も2セット目も相手のプレーが良かったので我慢するしかなかったですね」答えた。

また、対戦相手のマイクシャクについては「思ったよりも彼のディフェンスがとても良かったです。特にバックのクロスやアングル、ダウン・ザ・ラインにすごく良い球が来ていて、想像よりも強かったなという印象があります」と語った。

マイクシャクに2セットを連取されて後が無くなった錦織だったが、第3セットの序盤で試合が大きく動いた。マイクシャクの右手がけいれんを起こし、さらに左太ももや右足にも痛みが現れた。そこからは一方的に試合を進めた。

そのことについては「相手が動けなくなってしまったので、自分はひたすら集中力を絶やさずプレーするだけでした。内容的にはあまり良い試合ではありませんでしたが、2回戦に進めて良かったです」と語った。

また「もうちょっとどのショットも精度が上がっていけばプレーは良くなってくると思います。自分も悪いわけではなかったのですが、今日は相手がすごく良かったです。称賛を贈りたいですね」と締めくくった。

3セット先取の5セットマッチで行われるグランドスラムだからこそ起こりえる試合展開となったこの試合。マイクシャクの健闘を称え、そして錦織のさらなる活躍に期待したい。

初戦を突破した錦織はイボ・カルロビッチ(クロアチア)と2回戦で対戦する。カルロビッチはホベルト・ホルカシュ(ポーランド)を破っての勝ち上がり。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全豪オープン」1回戦での錦織

(Photo by Cameron Spencer/Getty Images)