【1/14全豪まとめ】引退発表のマレーがフルセットの末敗れる。日本勢は西岡が2回戦進出

1月14日、「全豪オープン」（オーストラリア・メルボルン／1月14～男子27日／女子26日／ハードコート）大会1日目。男子シングルス1回戦、女子シングルス1回戦が行われた。元世界1位のアンディ・マレー（イギリス）は、第22シードのロベルト・…

1月14日、「全豪オープン」（オーストラリア・メルボルン／1月14～男子27日／女子26日／ハードコート）大会1日目。男子シングルス1回戦、女子シングルス1回戦が行われた。

元世界1位のアンディ・マレー（イギリス）は、第22シードのロベルト・バウティスタアグート（スペイン）と対戦。4-6、4-6、7-6(5)、7-6(4)、2-6で惜しくも敗れ、2回戦進出はならなかった。試合時間は4時間9分だった。

臀部の怪我による痛みに苦しみ、今シーズン限りでの引退を発表したマレー。大きな注目を集めるなか迎えた1回戦。マレーが入場した瞬間、満員の会場は大歓声に包まれた。

第1、2セットは、気迫のこもったプレーを見せるも落としたマレー。しかし、第3、4セットと調子を上げるマレーはいずれもタイブレークを制し、フルセットで決着をつけることとなった。第5セットでは、先にブレークを許すとその後、逆転ならず惜しくも力尽きた。

現役最後の「全豪オープン」、敗れはしたものの最後まで戦い抜いたマレーへ盛大な拍手を送りたい。

日本勢としては、世界69位の西岡良仁（日本／ミキハウス）が世界41位のテニス・サングレン（アメリカ）と対戦。6-4、7-6(5)、4-6、6-4で西岡が勝利し、3年連続の2回戦進出を決めた。

終始長いラリーになったこの試合。西岡は22本ものブレークポイントを握られたが、落としたのは3本のみで、自身は8本中4本でブレークに成功し勝利をもぎ取った。

予選勝者で世界150位の伊藤竜馬（日本／北日本物産）は、同じく予選勝者の世界189位のダニエル・エバンズ（イギリス）に5-7、1-6、6(8)-7で敗れた。本戦には、3年ぶり5度目の出場を決めた伊藤。残念ながら2回戦進出はならなかった。

このほか、第2シードのラファエル・ナダル（スペイン）は、世界237位のジェームズ・ダックワース（オーストラリア）に6-4、6-3、7-5でストレート勝利。そして、第3シードのロジャー・フェデラー（スイス）も、世界101位のデニス・イストミン（ウズベキスタン）に6-3、6-4、6-4のストレート勝利で2回戦進出を決めた。フェデラーは「全豪オープン」で3年連続7度目の優勝を目指す。

女子はシングルス1回戦で、第2シードのアンジェリック・ケルバー（ドイツ）が世界92位のポロナ・ヘルツォグ（スロベニア）と対戦。6-2、6-2でケルバーが勝利し2回戦進出を果たした。ケルバーは2016年に同大会優勝。昨シーズンは「ウィンブルドン」で、自身3度目のグランドスラムタイトルを獲得していた。

第3シードで前年優勝者のカロライン・ウォズニアッキ（デンマーク）は、世界51位のアリソン・バンウィトバンク（ベルギー）に6-3、6-4のストレートで勝利。第30シードのマリア・シャラポワ（ロシア）は予選勝者で世界132位のハリエット・ダート（イギリス）に6-0、6-0と完全勝利を収め、2回戦進出を決めた。

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【1月14日の主な試合結果】

◆男子シングルス

1回戦

〇[2]ラファエル・ナダル（スペイン）6-4、6-3、7-5●[WC]ジェームズ・ダックワース（オーストラリア）

〇[3]ロジャー・フェデラー（スイス）6-3、6-4、6-4 ●デニス・イストミン（ウズベキスタン）

〇[5]ケビン・アンダーソン（南アフリカ）6-3、5-7、6-2、6-1 ●アドリアン・マナリノ（フランス）

〇[6]マリン・チリッチ（クロアチア）6-2、6-4、7-6(3) ●バーナード・トミック（オーストラリア）

〇[22]ロベルト・バウティスタアグート（スペイン）6-4、6-4、6(5)-7、6(4)-7、6-2 ●[PR]アンディ・マレー（イギリス）

〇ライリー・オペルカ（アメリカ）7-6(4)、7-6(6)、6(4)-7、7-6(5) ●[9]ジョン・イズナー（アメリカ）

〇西岡良仁（日本／ミキハウス）6-4、7-6(5)、4-6、6-4 ●テニス・サングレン（アメリカ）

〇[Q]ダニエル・エバンズ（イギリス）7-5、6-1、7-6(8) ●[Q]伊藤竜馬（日本／北日本物産）